【J1展望】鹿島×甲府|雰囲気は上々の鹿島。セビージャ戦での“気づき”を結果に結びつけられるか

2017年07月28日 サッカーダイジェスト編集部

鹿島――いつも通りの戦いで確実に勝点3を掴みたい。

故障者/鹿島=クォン・スンテ、町田 甲府=黒木、森、若杉、J・バホス
出場停止/鹿島=なし 甲府=なし

J1リーグ 第19節
鹿島アントラーズ-ヴァンフォーレ甲府
7月29日(土)/18:30/県立カシマサッカースタジアム
 
鹿島アントラーズ
今季成績(18節終了時):2位 勝点37 12勝1分5敗 28得点・19失点
 
【最新チーム事情】
●植田が筋肉系の負傷から復帰する見込み。「怪我はしないほうがいい」と言いつつも、離脱期間中を「外から試合を見られて、勉強になった部分もあった」とプラスに捉え、"再出発"を期している。
●リーグの中断期間に、遠藤のボランチ起用に着手。大岩監督は「攻撃的なオプションにできる」と手応えを口にし、遠藤本人も「鹿島のボランチは特別。ふたりが守備も攻撃もできなければいけない。やりがいがある」と前向きに取り組んでいる。
●7月22日に行なわれたセビージャ戦は2-0の勝利。結果よりも、世界との差を痛感させられたことが収穫で、相手のボール回しや動き方、ポジショニングの質などにどれだけ近づけられるかがひとつの指針に。後半戦に向けて、チームはさらに強くなるための"スパイス"を得た。
 
【担当記者の視点】
 連覇を果たすためには、下位に沈む甲府を相手に取りこぼすわけにはいかない。大岩監督は「セビージャ戦を受けて、いろんな"気づき"があったはず。それを促す一週間だった」と、試合に向けて準備を進めてきた。
 
 前日練習のチームの雰囲気は上々。ミニゲームでは正確なシュートでネットを揺らしていたP・ジュニオールは状態が良さそうで、スタメン復帰濃厚の植田も躍動感に溢れるディフェンスを披露していた。
 
 油断せず、いつも通りの戦いを見せて、勝点3を確実に掴み取りたい。

【鹿島2ー0セビージャPHOTO】鈴木優磨の2得点で鹿島がセビージャに勝利!

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