【J1採点&寸評】浦和 4-3 広島|5人抜き決勝弾の関根に7.5。しかし「7失点」の両チームDFは低評価

2017年07月01日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

浦和――ボランチ起用の遠藤には及第点。

【警告】浦和=遠藤(51分) 広島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】関根貴大(浦和)

[J1リーグ17節]浦和レッズ 4–3 サンフレッチェ広島
7月1日/埼玉スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
 FW3人と関根がゴールを決め、撃ち合いに持ち込んだ時の強さを改めて証明したことは、前向きに捉えて良さそうだ。勝ち方も劇的だった。流れを変えるには、こうした勝利は大きい。ただ、リーグ9試合連続失点――。 守備に問題を抱えているにも関わらず、「3対1」に持ち込まれるシーンが相次いだ。しかも3失点と、重要な課題は解決されずにいる。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
あまり高いポジションまで飛び出さず、ゴール前での守備に専念。1本ビッグセーブを見せたものの3失点を喫した。 

DF 
46 森脇良太 5.5
 高いポジションをとり、裏を突かれる場面が散見。混戦でボールを奪われるなど、小さなミスも少なくなかった。

4 那須大亮 5.5 (73分 OUT)
10節以来の先発でリベロに入る。ラインを上げた時にことごとくピンチを招いた。球際での強さは発揮したが、マークの受け渡しに失敗してゴールを献上。途中交代に。

5 槙野智章 5.5
マークに付ききれず失点に絡んだ。リトリートが遅く、スペースをカバーしきれないことも。A・ロペスからのボール奪取で逆転につなげたが、そのあと相手を威圧するのはどうか……。

MF
18 駒井善成 6.5
柏木のフィードに抜け出して合わせ、興梠の先制点をアシスト。守備面では劣勢を強いられたり、ミスも見られたりしたが、90分走り抜いて勝利に貢献した点を評価した。

24 関根貴大 7.5 MAN OF THE MATCH
「試合開始から良いフィーリングが続いていた」と、左サイドで奮闘。85分にズラタンのゴールをアシストし、90+2分に語り草となりそうな5人抜きドリブルで逆転! ペトロヴィッチ監督も「ワールドクラスだ」と絶賛した。
 
6 遠藤 航 6
ボランチで今季初先発し、中盤の頑丈な「壁」となってボールを奪った。ビルドアップ面では横パスやバックパスが目立ったが、ひとつの収穫となった。しかし……遠藤の抜けた最終ラインは守備力が落ちたため、最後は再びリベロに入って試合を落ち着けた。

次ページ浦和――興梠と武藤、シャドーで得点に絡んだ柏木を評価。

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