海外への興味はG大阪の先輩がきっかけ!? 堂安律がU-20W杯前に語っていた世界への意気込み

2017年06月25日 橋本啓(サッカーダイジェスト)

J1でチャンスを掴むために「改めて思い知らされたこと」。

『サッカーダイジェスト』のインタビューに応じた堂安。世界舞台への意気込み、海外挑戦への想いなどを語った。写真:小倉直樹

 6月21日にオランダ1部リーグのフローニンヘンへの期限付き移籍が決まった堂安律は、同25日の川崎フロンターレ戦が日本でのラストマッチとなる。その堂安は昨年12月に、U-20ワールドカップへの出場を決めたU-19アジア選手権後に『サッカーダイジェスト』のインタビューに応じ、プロ1年目のシーズンと海外の強豪国との対戦や海外移籍への想いなどを語っている。ここでは、堂安が当時のインタビューで語っていた言葉を紹介したい。
 
 
――◆――◆――
 
 2016年の昨季、堂安はJ1で3試合・0得点。G大阪U-23の一員として出場したJ3で21試合・10得点という結果を残している。この結果を当時の堂安自身はどう受け止めていたのだろうか。
 
――クラブでの活躍をどう自己分析しますか?
 
「J3で試合勘を養えたのがなにより良かったです。おかげで球際の競り合いに負けなくなり、それはU-19アジア選手権でも生きました」
 
――まだ天皇杯が残っていますが、今季(2016年)の出来は100点満点で何点?
 
「50点くらいですかね」
 
――その理由は?
 
「J1の試合にあまり絡めませんでしたから。15試合以上を目標にしていたのに、途中出場で3試合だけ。まずはJ3でアピールして、シーズン後半からJ1で出場時間を伸ばそうと考えていましたが、甘かったですね。力不足だったということです。来季はJ1で使ってもらいたいので、もっとパワーアップしないと」
 
――第2ステージ8節の磐田戦ではJ1で初アシストを決めました。感想は?
 
「自信になりましたけど、その後の2試合では結果を残せませんでした。J1でチャンスを掴むためにはそれじゃあダメなんだと、改めて思い知らされました。やはり、プロは結果がすべてです」
 
――サイドハーフとして意識的に取り組んでいることは?
 
「守備ですね。苦手な部分なので、(井手口)陽介くんのずば抜けたボール奪取力を参考にしながら練習しています」
 
――それでも先のアジア選手権では守備も頑張っていました。
 
「あの頑張りこそ(G大阪の)長谷川監督が求めているプレーです。でも、クラブに戻ってきたら『もっとできただろ』って(笑)。だから、もっとやらないといけません」

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