【総体・出場校一覧】浦和西が30年ぶりの本大会行き! 東京と埼玉で代表校が確定!

2017年06月24日 高校サッカーダイジェスト編集部

関東一、実践学園、昌平、浦和西の4校が新たに。

好守連発で勝利の立役者となったGK斉藤が、応援団とハイタッチ。30年ぶりの本大会出場に、浦和西イレブンの歓喜が弾ける。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 6月24日、全国高校総体(インターハイ)の地区予選は東京と埼玉で準決勝が開催され、それぞれ出場2枠が確定した。
 
 東京予選の第1試合は、関東一と國學院久我山の好カード。立ち上がりから後者がポゼッションで優位に立ち、前者が堅守からの鋭い速攻で対峙する構図だ。均衡が破れたのは前半20分、関東一が先制する。右サイドからの折り返しを中央で池田健太が合わせた。後半も実力伯仲でがっぷり四つの展開が続いたが結局ゴールは生まれず、そのまま関東一が1-0で勝利。3年連続の出場を決めた。
 
 第2試合も拮抗したゲーム展開に。先手を取ったのは実践学園だ。前半6分、左サイドの鋭い突破から前原龍磨がショットを放ち、いったんはGKに止められるも、跳ね返りがDFに当たってゴールインした。その後は東海大菅生が反撃に転じ、一進一退の攻防が続く。どちらに転んでもおかしくない流れのなか、実践学園が追加点を奪う。後半14分、村上圭吾が得たPKを、尾前祥奈が冷静に決めて2-0。追いすがる東海大菅生を振り切り、5年ぶりの本大会出場を掴んだ。
 
 埼玉は第1試合に昨年4強の昌平が登場。序盤からペースを握り、前半だけで3得点を挙げて試合を決めにかかる。対する浦和学院は元日本代表の森山泰行監督に率いられ、FC東京の特別指定選手である田中和樹を軸に反攻を試みるが、試合運びに長けた昌平からゴールを奪うには至らない。昌平は後半にも3ゴールを加え、6-0の圧勝を飾っている。
 
 13時キックオフの第2試合では、浦和西が30年ぶりのインターハイ切符を手にした。西武台がボール支配でやや上回り、浦和西は攻守両面でインテンシティーの高いサッカーで対抗。前半をスコアレスで終えると、後半開始早々に浦和西がPKのビッグチャンスを得る。これを高橋岬生が落ち着いてゴールに蹴り込み、先制。その後は西武台の猛攻に晒されるもGK斉藤大伽のファインセーブなどで切り抜け、虎の子の1点を死守した。実に1987年大会以来となる本大会出場だ。
 

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