「クラブに恩を返したい」アトレティコへの愛を誓ったグリエーズマンに捧げるネドベドの金言

2017年06月16日 遠藤孝輔

早々と残留の意思を固めたレジェンド。

男気のある決断を下したグリエーズマンは、ユーベのセリエB降格が決定した際にいち早く残留を表明したネドベド(写真)を想起させる。(C)Getty Images

≪注目コメント≫
「より一層の忠誠を誓う!!」
発言者
アントワーヌ・グリエーズマン
(アトレティコ・マドリー/フランス代表)

 アトレティコのファンにとって、これ以上の朗報はないだろう。FIFAに科された1年間の補強禁止処分が確定した直後、エースがクラブへの愛を誓ったのだ。数日後には残留を明言し、6月13日に2022年までの新契約にサイン。噂されていた今夏の移籍は事実上消滅した。粋な決断で男を上げた26歳が、2017-18シーズンも力強くチームを牽引していきそうだ。


≪グリエーズマンに捧げる"金言"≫
「セリエAもBも関係ない。クラブに恩を返したい」
発言者
パベル・ネドベド
(ユベントス副会長/元チェコ代表)

 カルチョポリの制裁でセリエB降格が決まった2006年夏、ユベントスは主力の流出危機に直面していた。その際に早々と残留の意思を固めたレジェンドが口にした言葉だ。メガクラブ挑戦を一旦封印し、愛するクラブを支えんとするグリエーズマンには、義侠心に溢れた名手のこの金言を捧げたい。


文:遠藤孝輔

※ワールドサッカーダイジェスト2017.07.06号より加筆・修正
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