ストップ!ストップ!ストップ! 23歳の若手守護神が驚異のセーブ数を記録

2017年05月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アーセナルなど複数のクラブが狙う超人気銘柄。

アーセナルの前に立ちはだかったピックフォード。この守護神の活躍がなければ、サンダーランドは歴史的な大敗を喫していても不思議はなかった。 (C)Getty Images

 アーセナルが本拠地エミレーツに最下位のサンダーランドを迎えたプレミアリーグ37節の一戦は、72分と81分にゴールを挙げたアレクシス・サンチェスの活躍で、ホームチームが2-0で勝利した。
 
 序盤から優位に試合を進めたアーセナルがこの日に放ったシュート数は、2003-04シーズン以降のクラブ記録と英紙『サン』が伝える驚異の36本。うち13本を枠内に飛ばしている。
 
 ただ逆に言えば、13本も枠に飛ばしながら2ゴールしか決められなかったことになる。アーセナルの前に立ちはだかったのは、サンダーランドの若き守護神ジョーダン・ピックフォード。とにかく、止めて、止めて、止めまくった。事実、この試合のセーブ数はリーグ2位の11を記録。改めて才能の大きさを示した23歳に対する移籍市場での注目度は、これでさらにアップするだろう。
 
 鋭い反射神経と落ち着き払った振る舞いでビッグセーブを連発し、今シーズンにイングランド代表にも初招集されたピックフォードは現在、アーセナル、マンチェスター・シティ、トッテナム・ホットスパー、エバートンなど複数のクラブが獲得を狙う人気銘柄。所属するサンダーランドはすでに降格が決まっているだけに、本人がステップアップの移籍を決断する可能性が低くない。
 
 未来のイングランド代表を背負って立つ逸材を巡る争奪レースの行方にも、注目だろう。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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