ミランDFがイブラとの“機内2ショット”を投稿!「連れ戻してくれ!」との声がファンから続々

2017年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

アメリカで治療を終えてヨーロッパに戻る機内で。

アバーテのインスタグラムに投稿されたイブラヒモビッチとの写真。ミラニスタが歓喜した。

 近年のミランの低迷は、2012年夏に始まったと言えるだろう。財政難に喘いでいたクラブが、ズラタン・イブラヒモビッチとチアゴ・シウバをパリSGにダブル売却したのだ。
 
 黄金期を支えたベテランたちが次々に去ったのに加え、攻守の要だったイブラヒモビッチとT・シウバを手放したミランは、2012-13シーズンこそステファン・エル・シャーラウィ(現ローマ)やマリオ・バロテッリ(現ニース)の活躍でセリエA3位に食い込んだが、以降は8位、10位、7位と惨たんたる成績に甘んじている。今シーズンも残り2試合の現時点で、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内ギリギリの6位だ。
 
 だからこそ、ミラン・サポーターは「黄金期最後の顔」として、イブラヒモビッチにノスタルジーを感じるのかもしれない。そしてそれが復帰を願う声に繋がったのだろう。
 
 現地時間5月16日、ミランDFのイニャツィオ・アバーテが『インスタグラム』にある写真を投稿した。「ボンバーと一緒なら旅もゆったりと快適」というコメントが添えられた一枚には、飛行機の中でくつろぐアバーテの姿。その横には、寝そべってリラックスするイブラヒモビッチがいた。2人はチームメイトだった当時から仲が良く、代理人も同じミーノ・ライオラだ。
 
 昨夏からマンチェスター・Uに所属するイブラヒモビッチは、4月20日のELアンデルレヒト戦で右膝十字靭帯断裂の重傷を負い、ピッツバーグで手術を受けたばかり。一方、目の負傷で戦列離脱中のアバーテも最近、マイアミで診察を受けていた。投稿には「#backhome」というハッシュタグが付けられており、一緒にアメリカからヨーロッパへと戻る途中の写真のようだ。
 
 これに、世界のミラニスタたちが反応した。アバーテの投稿に続々と寄せられたコメントが「彼を連れ戻してくれ!」。サポーターたちは、イブラヒモビッチのミラン復帰を望んだのだ。なかには、「故障していても彼は(カルロス・)バッカより強い」といった声も挙がっている。
 
 戦列復帰が2018年以降になると見られるイブラヒモビッチは、1年の契約延長オプションを行使せず、今夏にマンチェスター・Uを退団すると言われている。MLS行きも囁かれているが、4月13日に中国資本に変わり、資金力を武器に大型補強に動くと見られるミランだけに、イブラヒモビッチの高額サラリーを支払うことも不可能ではないだろう。
 
 とはいえ、イブラヒモビッチは10月で36歳になる。しかも今年中の復帰が困難なら、起用できるのは早くてもシーズン後半戦から。それでも、名門復活を強く願うミラニスタたちは、かつてのエースの復帰を望んでいるようだ。
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