長友は「別れが確実」…レジェンドからも批判続出のインテル、今夏は改革必至だ

2017年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

大不振に各方面からバッシングの嵐が…。

リーグ戦では4試合連続でスタメン出場中の長友だが、イタリア・メディアは放出濃厚と伝えている。(C)Getty Images

 インテルは現地時間5月7日、セリエAのジェノア戦(セリエA35節)で0-1と黒星を喫した。ここ7試合で2分け5敗と不振を極めており、レジェンドからも厳しい声が寄せられている。
 
 3月18日のトリノ戦(29節)で2-2と引き分け、チャンピオンズ・リーグ出場権獲得が厳しくなったインテルは、以降の6戦で5敗。クロトーネやジェノアといった残留争い中の下位チームにも敗れた。
 
 イタリア・メディアによると、インテルが最も白星から遠ざかったのは8試合。つまり、14日のサッスオーロ戦(36節)で勝てなければ、クラブワースト記録に肩を並べることになる。
 
 この醜態に、クラブのレジェンドである故ジャチント・ファッケッティ会長の息子、ジャンフェリーチェ・ファッケッティも怒りを隠さない。
 
 イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙によると、同氏はラジオ番組で「優勝争いをしていなくても、走らなければいけない。職業倫理というものがある。彼らはそのために多額の報酬をもらっているんだ」と、選手たちの不甲斐なさを非難した。
 
「私はあまりスタジアムに行かなくなっている。立っている死人のグループを見るくらいなら、山登りなど別のことをして週末を過ごしたい」
 
 また、インテルのレジェンドであるジュゼッペ・ベルゴミも、イタリア・メディアの『スカイ・スポーツ』で「もう批判することすらできない。本当に難しい」と古巣の現状を嘆いている。
 
「このチームには気概のある選手たちがいない。チームのお手本となるような重要な選手が、今のインテルにはいないんだ。だから、苦難においてさらなる危機に陥るんだ」
 
 かつてインテルを率いたレオナルドも、クラブ内に核となる存在がいないと指摘した。
 
「インテルはもう4年も前からマネジメントが良くない。財産をしっかり管理できなければ、その価値は落ちてしまう」
 
 もちろん、インテルのオーナー企業である蘇寧グループは立て直しを図ろうとしている。まずは、ステーファノ・ピオーリ現監督の退任を既定路線とした新たな指揮官探しだ。

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