マドリーがバルサとの争奪戦を制しアトレティコの19歳テオを獲得! 地元メディアが報じる

2017年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

すでにメディカルチェックもパスしたと報じられている。

マルセイユ生まれで、10歳でアトレティコの下部組織に入団したテオだが、結局、トップチームでの公式戦出場はないまま、同じ街のライバルチームに移ることとなった。ダービーでは兄リュカとの対決が見られるだろうか。 (C) Getty Images

 今シーズン、レンタル先のアラべスで高い評価を受けているアトレティコ・マドリーのフランスU-19代表SBのテオ・エルナンデスが、同じ街のライバル、レアル・マドリーと5年契約を結んだと、スペインの『アス』などが報じている。
 
 報道によると、この19歳の左SBの獲得のために、マドリーはアトレティコに契約解除金額である3000万ユーロを支払う。そしてテオの年俸は、5年間で総額3600万ユーロに達するという(初年度は350万ユーロで、以降は出来によって上昇していく)。
 
 テオに対しては、バルセロナも関心を示し、先日は代理人のマヌエル・ガルシア・キロンに接触したというニュースも流れたが、マドリーは2週間前から選手サイドと交渉を行ない、個人合意に達した。
 
 この結果を持ってマドリーはアトレティコに獲得の意思を表明するも、アトレティコは両チーム間に設けられた選手獲得に関する協定に反する行為だとして、当初は怒りを露にしたという。
 
 しかし、テオ自身のマドリー行きの希望と決意が固く、クラブに留めるのは困難と判断したことで、アトレティコはマドリーとの交渉の席に着くことに同意し、チャンピオンズ・リーグ準決勝での決着を前に、ライバル間の移籍劇が実現することになった。
 
 テオはすでに、サニタス・ラ・モラレハ病院でメディカルチェックを行なってこれをパス。来シーズンは、憧れのクラブの一員として、白いユニホームを身に纏うこととなる。
 
 マドリーの左SBといえば、マルセロが不動の存在として君臨しているが、テオはこの偉大なブラジル代表選手の後継者としても期待される。
 
 なおこの左SBの補強により、幾つかのメディアは、ここ数シーズン、出場機会に恵まれていないポルトガル代表のファビオ・コエントランについて、フロレンティーノ・ペレス会長が今夏で売りに出すだろうとも予想している。
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