【浦和】さいたまダービーで緩衝帯フェンスを蹴り、旗を投げ込んだ当事者「5人組」が判明

2017年05月05日 サッカーダイジェスト編集部

鹿島戦前日に淵田社長と面会。深く反省していたという。

チケット完売したさいたまダービー。敗れた浦和サポーターの一部がフェンスを蹴り飛ばした。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズは5月4日の鹿島アントラーズ戦後、9節の大宮アルディージャ戦で一部のサポーターが緩衝帯フェンスを蹴って破損させ、試合後に旗を投げ込んだ問題について、当事者が判明したと発表した。5人組のグループだった。
 
 浦和によると、大宮戦で「緩衝帯のフェンスを蹴ったり、メッシュのカバーをはがしたりするなどの行為」、「試合後の物の投げ込み行為」など試合運営を妨げる違反行為があった。大宮からの報告を受けて浦和が調査を進めていたところ、当事者が判明。3日には浦和の淵田敬三らクラブのスタッフが問題を起こした5人組のグループと面会し、事情説明を受けた。5人は深く反省し、謝罪をしていたという。具体的な処分は大宮サイドとも話し合い、今後検討する。
 
 また、入場ゲートでの混乱があった件についても、調査を進めている。
 
 クラブは公式ホームページで次のようにコメントしている。
 
「今後、事実確認を行ったうえで、厳正に対応します。当日、ご観戦をされた皆さまをはじめ、運営主管である大宮アルディージャ様や多くの方々にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。観戦ルールやマナーは、選手や観戦する皆さまの安全のために設けられております。ファン・サポーターの皆さまにおかれましては、遵守いただきますよう、ご理解とご協力をお願いいたします」
 
 NACKスタジアムの収容可能人数は15,600人とされる。J1ライセンスのスタジアム基準である1万5000人をギリギリでクリアしている。しかし今回、チケットが完売していたものの、観客数は1万2401人。緩衝帯を設けため影響があった。

 とはいえ、スタジアム周辺も大混雑して入場まで時間が掛かるなど、施設一帯が混乱をきたしていた。アウェー(浦和サポーター)用のエリアも大幅に縮小され、観客は狭い空間に詰め込まれるような状態だったという。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事