“新しいレバンドフスキ”を巡り、ロンドン・ダービーが勃発か

2017年05月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

レギュラー定着後の12試合で9ゴール。

コフナツキ(14番)の現行契約は18年6月まで。レフ・ポズナンと契約を延長しなければ、今夏の移籍が濃厚だ。 (C)Getty Images

 移籍マーケットでにわかに注目を集めているストライカーがいる。レフ・ポズナンに所属する20歳のダビド・コフナツキだ。
 
 水準以上のボールスキルとアジリティーを備え、多彩なフィニッシュワークでネットを揺らすそのプレースタイルが、同じポーランド出身のワールドクラス、ロベルト・レバンドフスキを彷彿させる新進気鋭で、身長(185㎝)、さらにはレフ・ポズナンで飛躍を遂げた経歴までその同国の先輩と同じことから、"新しいレバンドフスキ"と称される逸材だ。
 
 今シーズン初先発を果たしたポーランド・リーグ14節のヴィスワ・プウォツク戦でゴールをマークすると、以降はレギュラーに定着。そこからの12試合で9得点を挙げる活躍を披露し、各クラブの監督、スカウトから熱視線を浴びている。
 
 とりわけ強い興味を示しているのが、チェルシーとアーセナルのロンドン勢だ。
 
 エースのジエゴ・コスタに中国行きの話が絶えず、1年目のミチ・バチュアイもパッとしないチェルシーは、CFが今夏の重要強化ポイントになっている。アルバロ・モラタ(レアル・マドリー)、アンドレア・ベロッティ(トリノ)がターゲットの本命で、コフナツキは未来のエース候補兼ターンオーバー要員としてリストアップしているようだ。
 
 一方のアーセナルも、最大の得点源であるアレクシス・サンチェスの去就が不透明で、オリビエ・ジルーや1年目のルーカス・ペレスにも退団の噂が浮上するなど、前線は大幅な刷新に踏み切る可能性が低くない。ポテンシャルの高い比較的安価な若手を獲得して一線級に育て上げる、クラブのいわば強化ポリシーとも合致するタレントだけに、アーセン・ヴェンゲル監督も熱を入れているようだ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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