長友が「ハラキリ」級の大失態…「セリエAで最も嫌らしい男」にしてやられる

2017年05月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

決勝点を献上する致命的なミス。

痛恨のミスでカジェホン(左)に決勝点を奪われた長友。昨シーズンのナポリ戦では退場となっている。(C)Getty Images

  4月30日(現地時間)に行なわれたセリエA第34節のナポリ戦で、インテルの長友佑都が痛恨のミスを犯した。
 
 0-0で迎えた前半終了間際だった。ナポリのロレンツォ・インシーニェがゴール前に挙げたクロスが、左SBの長友の前に流れてくる。右足でコーナーに逃げようとしたものの、クリアがあまりにも弱すぎた。
 
 ボールは敵のFWホセ・マリア・カジェホンの元へ渡り、鮮やかなボレーシュートが決まる。結局、これが決勝点となってしまった。
 
 前節、大量5失点を喫してフィオレンティーナに敗れたインテル(とりわけ守備陣)にとって、汚名返上を期すゲームだった。3試合連続で先発のチャンスをもらった長友も、並々ならぬ気合が入っていたはずだ。
 
 とはいえ、この日の相手はリーグ最多得点を誇る3位のナポリ。序盤からテンポの良いパス回しで主導権を握られ、ピンチの連続だった。長友も2度の決定的なクロスを送り込まれるなど、対峙する右ウイングのカジェホンに手を焼いていた。
 
 このスペイン人FWは、敵の最終ラインの裏を衝くのが抜群に巧い。DFにとって「嫌らしい動き」の質の高さでは、セリエAでナンバーワンと言っても過言ではないほどだ。
 
 このクリアミスのシーンでも、長友の視界から消え、まるでそこにボールが来るのがわかっていたかのようなポジショニングを見せるなど、ミスを誘発する秀逸な動きだった。
 
 これでインテルは、ここ6戦勝ちなしの4敗目を喫し、ヨーロッパリーグ出場権争いから一歩後退した。

 戦犯となってしまった長友には、当然ながら現地メディアから厳しい評価が下っている。なかには、「"ハラキリ"に値するミス」と酷評するマスコミもあった程ほどだ。
 
 せっかくの先発のチャンスをモノにできなかった長友が、再び定位置を失う可能性は低くない。返す返すも手痛いミスとなってしまった……。

【ハイライト動画】長友が痛恨のミスで失点...チームは敗れる|インテル 0-1 ナポリ
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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