ミランが降格圏クロトーネと引き分け…本田は再び「出番なし」に逆戻り

2017年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半は攻勢を仕掛けたミランだが決定力を欠いて…。

クロトーネ対ミラン戦のフォーメーション図&結果。

 現地時間4月30日、セリエA34節のクロトーネ対ミラン戦が開催された。
 
 直近4試合は3勝1分けと調子を上げて、残留(17位以内)の可能性がわずかに出てきた18位クロトーネは、その4戦で4ゴールと絶好調のFWファルチネッリをはじめMFクリセティグ、DFチェッケリーニなどがスタメンに名を連ねた。
 
 一方、1週間前に格下エンポリに1-2で敗れた6位ミランは、ソサとデ・シリオが出場停止、ロマニョーリが怪我で欠場。アンカーにロカテッリ、左SBにバンジョーニ、CBにパレッタが入った。前節はセリエAで4か月ぶりに途中出場した本田圭佑は、怪我で欠場した28節を挟んで公式戦25試合連続のベンチスタートとなった。
 
 ホームのクロトーネは序盤から積極的に打って出て攻勢を仕掛ける。すると8分、ゴール前でサパタと上手く入れ替わったトロッタが豪快に先制ゴールを叩き込んだ。
 
 ミランは相手の激しいプレスに苦しんでビルドアップが機能せず、頼みの綱であるスソとデウロフェウの両翼になかなか良い形でボールが回らない。40分と44分にはスソがフィニッシュするもGKに弾かれた。
 
 結局、守備を固めながら速攻の鋭さも見せたクロトーネが、1点リードでハーフタイムを迎えた。
 
 しかしミランは後半早々の50分、同点に追いつく。ショートコーナーからバンジョーニが上げたクロスをファーサイドで競り勝ったクツカが頭で中央に折り返し、サパタとともに身体ごと飛び込んだパレッタが押し込んだ。
 
 その後もミランが攻め込む一方的な展開に。しかし、52分にラパドゥーラ、61分にクツカ、73分にデウロフェウが決定機を迎えるも、ゴールを奪えない。
 
 業を煮やしたモンテッラ監督は78分、M・フェルナンデスを下げてオカンポスを投入し、システムを4-3-3からスソをトップ下に置く4-2-3-1に変えた。それでも逆転ゴールが奪えず、86分にはデウロフェウを下げてバッカを入れた。
 
 さらにミランは91分、バンジョーニが足を痛めてゴメスと交代。前節で10分弱ながら悪くないプレーを見せた本田は、再び「出番なし」に逆戻りした。
 
 ミランは96分にクツカが2枚目のイエローカードで退場になり、そのまま1-1でドロー決着。クロトーネと勝点1を分け合った。4月13日に中国資本に生まれ変わったミランだが、その後は3試合連続で未勝利(2分け1敗)といまだ白星を掴めていない。
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