ミラン生え抜きのデ・シリオが退団志願! ユーベ、バルサ、バイエルンなどへ移籍?

2017年04月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

サポーターの暴挙が引き金となって…。

10歳からミランでプレーするデ・シリオ。しかし、サポーターとの関係悪化で退団か?(C)Getty Images

 ミランは生え抜きの24歳DFを失うかもしれない。現地時間4月25日、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙などのイタリア・メディアは、マッティア・デ・シリオが退団志願したと報じた。
 
 4月13日に中国資本となったミランは、現行契約が2018年6月までのジャンルイジ・ドンナルンマとデ・シリオ、2019年6月までのスソの慰留を優先事項に掲げた。実際、守護神とエースに関しては年俸大幅増の新契約をオファー済みで、話し合いが進んでいる。
 
 しかし、3月の時点で契約延長交渉がスタートしていたデ・シリオはミランを去るかもしれない。事の発端は、1-2で敗れた23日のエンポリ戦(セリエA33節)後の騒動だ。試合後、両親とともにサン・シーロから車で出ようとした際、複数のファンに囲まれ罵声を浴びせられる。そして、サポーターたちは車を降りた母親は突き飛ばし、父親とも喧嘩になったのだ。
 
 ミラニスタは、「パオロ・マルディーニの後継者」という当初の期待を裏切り続ける安定感に欠けたパフォーマンス、そしてプロデビュー当時の恩師マッシミリアーノ・アッレグリ監督が率いる宿敵ユベントスへの移籍の噂からデ・シリオを目の敵にし、とりわけ今シーズンは厳しいブーイングを浴びせてきた。
 
 そんな中で起きた今回の事件を受けて、デ・シリオは新SDのマッシミリアーノ・ミラベッリに今シーズン終了後の退団を志願したという。ミランは生え抜きという重要性を理解しながらも、移籍金が得られる今夏の売却を検討すると伝えられている。
 
 10歳で下部組織に入団して以降、14年間に渡ってロッソネーリ(赤黒)を纏い、今シーズンはキャプテンマークを巻く試合も少なくないデ・シリオだが、今夏は新天地を求めるのか。両サイドでソツなく機能するSBには、ユーベに加えて、バイエルン、バルセロナ、アトレティコ・マドリー、ナポリなどが興味を示している。
 
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