コンテとモウリーニョが移籍市場でも火花! 争奪する2人のアタッカーとは?

2017年04月19日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

いずれも攻撃力アップの切り札として見込む。

コンテ(左)とモウリーニョ(右)は、ピッチ内のみならずピッチ外でも争っている。(C)Getty Images

 アントニオ・コンテとジョゼ・モウリーニョの戦い――。と言っても、カルチョメルカート(移籍市場)での話だ。
 
 ピッチでモウリーニョ率いるマンチェスター・Uは、コンテのチェルシーに9節で0-4と大敗したが、先週末の33節には2-0でリベンジに成功。これでほぼ決まりだと思われていたプレミアリーグの優勝争いは一気に混沌とした。
 
 そしてメルカートでは、両者のターゲットが重なるという状況が生まれている。2018年6月に満了する契約をまだ更新していないアレクシス・サンチェス(アーセナル)、そしていま最も過小評価されているサイドアタッカーの1人であるイバン・ペリシッチ(インテル)だ。いずれも攻撃力アップの切り札と見込んで触手を伸ばしている。
 
 この2人のアタッカーを巡り、水面下では両クラブが駆け引きを続けている。今のところ先手を取っているのはチェルシーのようだが、マンチェスター・Uも資金力では引けを取らない。コンテとモウリーニョ、希望通りの補強を実現するのはどちらだろうか?
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
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