ジェラード、来季からリバプールU-18の監督へ! 第2の人生も愛する古巣で

2017年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

恩師は「何年もリバプールで仕事をするはずだ」とエール。

リバプールのみならず、多くのクラブ関係者から称賛を浴びているジェラード。そんなクラブのレジェンドの言動から、ユースの選手は得るものが多いはずだ。 (C) Getty Images

 元イングランド代表MFのスティーブン・ジェラードが、来シーズンから古巣リバプールのU-18チームを指揮することが明らかになった。地元紙『リバプール・エコー』など複数の現地メディアが伝えている。
 
 ジェラードは昨年11月に「全ての瞬間に感謝している」という言葉を残し、現役を引退。その後は英国メディア『スカイ・スポーツ』で解説業を務める傍ら、1月からリバプールのアカデミーで指導者キャリアをスタートさせていた。
 
 地元紙『リバプール・エコー』によれば、これまでもリバプールU-18で指導を度々行なってきたというジェラードは、現任のニール・クリッチリー監督が来シーズンからU-23チームに昇格するため、それに伴って正式監督に就任するという。
 
 以前から「リバプールを指揮するのが夢」と口にしてきたジェラード。ユースカテゴリーとはいえ、夢への一歩を踏み出したことに本人の喜びもひとしおだろう。元リバプールのアシスタントコーチであるフィル・トンプソンは、「ステップアップするには絶好のタイミングだ」とエールを送っている。
 
「スティーブンはうまくいけば、何年もの間リバプールで仕事をすることになる。おそらく数年のうちにトップチームでコーチをするだろうし、その後はトップの監督としての仕事をやっているはずだ」
 
 かつて指導を受けた恩師から、その資質を高く評価されたジェラード。その仕事ぶりには、現在のトップチーム指揮官ユルゲン・クロップも感銘を受けているという。
 
 来シーズンからいよいよ"監督"として新たなセカンドキャリアをスタートさせるジェラード。結果のみならず、人材育成も求められるカテゴリーでどのような采配を振るうのか? レジェンドの手腕に注目したい。
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