D・アウベス、古巣対決を前にバルサ時代を回顧 「常に矢面に立たされていた」

2017年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「バルサの選手たちは私のことが恋しいんじゃないかな!?(笑)」

以前、「バルサとは決勝で当たりたい」と語っていたD・アウベス。良くも悪くも感慨深き対戦は早いラウンドで実現したが、古巣撃破にどれだけ貢献できるか。 (C) Getty Images

 4月11日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ準々決勝・第1レグでバルセロナをホームに迎え撃つユベントス。右SBのダニエウ・アウベスにとっては、昨シーズンまで8年間在籍した古巣との初対決となる。
 
 バルサでは、リーガ・エスパニョーラ6回、チャンピオンズ・リーグ3回、クラブワールドカップ3回など、数多くのタイトル獲得に貢献したD・アウベス。同サイドのメッシとのコンビプレーは破壊力抜群であり、多くのチャンスや得点がここから生まれた。
 
 しかし、クラブとの関係の悪さは以前から表面化しており、何度も退団の噂が流れる状態だった。ユーベの一員となった今でも、彼の口からは時折、バルサ上層部に対する不満の言葉が聞かれている。
 
『FIFA.com』で彼は、新天地での1年目を振り返るとともに、バルサ時代の苦悩についても語っている。
 
「長いあいだスペインでプレーしてきたから、イタリアでのプレーは最初、奇妙な感じだった。しかし私は常に、挑戦することが好きだ。それこそが移籍した理由でもある。バルサではもう長いこと、快適に過ごすことができずにいた」
 
「バルサでは、時間とともに状況は悪くなっていった。私は常に、矢面に立たされている感じだった。『彼はバルサから出ていかなければならないと』と言われ続け、疲れてしまったんだ。そこで私は新たなプレーの場を求め、今、ユーベで幸せを見つけた」
 
 現在のバルサについてどう思うか? との質問には、ユーモアをまじえて以下のように答えた。
 
「とても奇妙だよ! 彼ら(バルサの選手たち)は私のことが恋しいんじゃないかな!?(笑)。選手としてもそうだし、ロッカールームをいつも楽しく盛り上げていたからね。私はチームメイトのみんなに話しかけたりしていたんだ。彼らは私に感謝していると思うよ」
 
 今シーズン、骨折による長期離脱などもありながら、セリエAでは15試合出場(1得点)、CLでは7試合(1得点)という記録を残しているD・アウベス。33歳のSBは、ピッチ上でもバルサの選手にその存在を懐かしがらせることができるか。
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