【CLドルトムント×モナコ展望】戦列復帰の香川が躍動すれば――

2017年04月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

攻撃陣の爆発力はベンフィカ戦で実証済み。

予想フォーメーション
出場停止/ドルトムント=なし モナコ=バカヨコ(MF)
故障者/ドルトムント=ドゥルム(DF)、カストロ(MF)、シュールレ(MF) モナコ=シディベ(DF)、ボスキーリャ(MF)、カリージョ(FW)

チャンピオンズ・リーグ 準々決勝ファーストレグ
4月11日(火)/20:45分(日本時間27:45)/ドルトムント
ドルトムント×モナコ
主審:ダニエレ・オルサト(イタリア)
 
【注目ポイント/ドルトムント】
●戦列復帰した香川、ヴァイグル、ロイスらのパフォーマンス
●最終ラインは4バックに変更?
 
【注目ポイント/モナコ】
●エムバペがどれだけ相手のゴールに迫れるか
●相棒バカヨコを欠くMFファビーニョの出来
 
【試合展望】
 怪我人が続出していたドルトムントは、この一戦に照準を合わせていた香川真司、ユリアン・ヴァイグル、マルコ・ロイスが復帰予定だ。香川とヴァイグルは4月9日にランニングを中心としたトレーニングを開始し、ロイスはすでに全体練習に合流している。1-4の惨敗を喫した4月8日のバイエルン戦(ブンデスリーガ28節)後に主力の不在を嘆いていたトーマス・トゥヘル監督にとっては朗報と言えるだろう。
 
 今シーズンのドルトムントは好不調の波が激しいとはいえ、攻撃陣の爆発力は決勝トーナメント1回戦のベンフィカ戦(2戦合計4-1)で実証済み。前線にはピエール=エメリク・オーバメヤンやロイスといった一発で試合を決められるタレントが揃っているだけに、チャンスメーカーの香川やラファエウ・ゲレイロらが躍動すれば、大量点での勝利もありえるだろう。
 
 一方、守備は2月から本格導入した3バックの安定感がいまひとつで、バイエルン戦の後半で試した4バックに戻すプランも考えられる。いずれせよDFラインは盤石とは言えず、最後の砦として君臨するGKロマン・ビュルキに大きな負担がかかりそうだ。
 
 対するモナコも攻撃力が売り。チームの牽引車となっているのが、18歳の逸材キリアン・エムバペだ。直近の公式戦7試合で9得点とハイペースでネットを揺らしているこの18歳の神童が、ベルナルド・シウバらのスルーパスに抜け出す得意の形でどれだけ相手ゴールに迫れるか。それが勝敗を分けるポイントになりそうだ。
 
 もうひとりのキーマンが、中盤の底で攻撃的なチームを支えるMFファビーニョ。相棒のティエムエ・バカヨコを出場停止で欠く第1レグはより一層の奮起が求められるだろう。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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