吉田麻也のチームメイトをインテルが狙う!

2017年04月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ヨーロッパリーグのインテル戦で同点弾。

インテルが注視するファン・ダイク。高さ、強さ、巧さを兼ね備えた総合値の高いCBだ。(C)Getty Images

 今夏、インテルがテコ入れを目論んでいるのがセンターバックだ。
  
 昨シーズンにミランダとのコンビで堅守を支えたジェイソン・ムリージョはミスが目立ち、ステーファノ・ピオーリ監督の信頼を得られず。現在は、守備的MFが本職のガリー・メデルがミランダとともにレギュラーを務めている状況なのだ。
 
 ターゲットとして狙っているのが、ともにローマのコスタス・マノラスとアントニオ・リュディガーをはじめ、ラツィオのステファン・デフライやナポリのカリドゥ・クリバリなど。セリエAでプレーしている選手を中心にリストアップしている。
 
 ただ、ここにきて有力な候補として浮上してきたのが、吉田麻也が所属するサウサンプトンのフィルジル・ファン・ダイクだ。現在は足首の故障で長欠中とはいえ、前半戦は最終ラインの柱として活躍。193センチの恵まれた体躯と圧倒的なフィジカルの強さを武器に空中戦では無類の強さを発揮するだけでなく、足下の技術も巧みで正確なフィードにも定評がある。

 インテルは今シーズン、ヨーロッパリーグのグループステージで同組となったサウサンプトンと二度対戦。このオランダ代表にエアバトルでことごとく競り負けたほか、1-2で敗れた4節には同点ゴールも決められている。このパフォーマンスを見て、補強リストに書き加えたのは間違いないだろう。 
 
 ただ、この25歳の大型CBには複数のメガクラブが興味を示している。以前からファン・ダイクを高く評価しているジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティを筆頭に、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドなどだ。
 
 インテルはプレミア勢との熾烈な争奪戦を覚悟のうえで、ファン・ダイク獲得へ本腰を入れるのか。今夏の動向に注目だ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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