「タバコはすべてを奪っていった…」愛煙家ナインゴランに捧げるクライフの金言

2017年04月10日 遠藤孝輔

筋金入りの愛煙家と知られたレジェンドの死因は…。

喫煙との因果関係は定かではないものの、昨年3月に肺がんで逝去したクライフ(右)。その偉人が残した言葉に、ナインゴラン(左)はなにを思うのか。(C)Getty Images

≪注目コメント≫
「タバコを吸うのを恥じていない」
発言者:ラジャ・ナインゴラン(ローマ/ベルギー代表)

 かねてから嗜んでいる喫煙の影響を感じさせない運動量が持ち味のベルギー代表MFが、改めてタバコに関する持論を展開。子供たちの模範になる必要性も認めつつ、「重要なのはピッチで何を示すか」と己の信条を口にした。周囲の心配をよそに我が道を突き進む男は、3月の国際Aマッチ2試合(ギリシャ戦とロシア戦)にフル出場。有言実行とばかりに結果を残しつづけている。


≪ナインゴランに捧げる"金言"≫
「サッカーはすべてを与えてくれた。タバコはすべてを奪っていった」
発言者:故ヨハン・クライフ(元オランダ代表)

 ドクターストップがかかった1991年まで、筋金入りの愛煙家として知られたオランダの偉人は昨年3月、68年間の生涯を閉じた。タバコとの因果関係は定かではないが、死因は肺がんだった。そのスーパースターに哀悼の意を捧げていたナインゴランは、クライフの遺した"金言"になにを思うか。

文:遠藤孝輔

※ワールドサッカーダイジェスト2017.04.20号より加筆・修正
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