昌子がブレーメン移籍報道について言及

2017年03月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「『正式』と出ないかぎりは信じない」

代表練習で汗を流す昌子。写真:徳原隆元

 2017年3月25日、タイ戦(ワールドカップ・アジア最終予選)に向けての代表練習を終えた昌子源(鹿島)が、ブレーメン移籍報道についてコメント。「この話は絶対に出るやろなと思った」と笑顔を見せた彼は、こう続けた。

「(ブレーメンの関係者が)観にきていたのは知っていましたが、そこからなにかがあったわけではない。とりあえず代表のことに集中しようという感じです。

 よくあるじゃないですか、『興味がある』で終わるパターンが。今回もそういうノリじゃないのかなと思っています。でも、どうなるかは自分のプレー次第。嫌でも目に入ってきた記事(ブレーメンへの移籍報道)やったし、そうやって名前があがることは非常に嬉しい。

 ただ、4月ぐらいに(ブレーメンの関係者)がまた来るというのは知りたくなかったかな。なので、どの試合に来るか分かっても、僕には言わんといてください(笑)」

 では、昌子に欧州への移籍願望はあるのだろうか。本人曰く「ひとりで決められるものではない」という。

「僕も結婚したので、ひとりで決められることではない。(移籍話が現実味を帯びた場合は)奥さんに相談しないと。実際、これまでどこかが興味を持ってくれているという話は何回かあるし、でも、それも興味のまま終わっている。だから、『正式』と出ないかぎりは僕も信じない」

 ちなみに、ドイツのドルトムントでプレーする香川真司からは、ブレーメンへの移籍をすすめられたそうだ。

「真司さんから『お前、来いよ。ブレーメンは良いクラブだし』って。でも、まずは代表でしっかり結果を残さないと。移籍の話はその後、なにか進展があるかもしれない。さっきも言ったように、まだ信じてないので。なんとも言えないです。

 今年25歳になるんですけど、この年で海外は遅いと思っている。でも、CBについては24、25歳でも遅くないと言われたこともあったので、案外、このタイミングでというのは悪くないのかもしれない。まあ、『正式』となればですけど……。

 今は興味で終わると思っているので、僕の身体の中にはまだその話はインプットされていません。海外のクラブに行って試合に出れる保証があればいいですけど、僕はJリーグでも十分成長できると思っています。鹿島にいればACLにも出れる確率が高いし、クラブワールドカップにもう一度出たいし、まあ、まずはタイを倒すことだけを考えます」




 

 
 



 
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