「二度とインタビューを受けない」ピケが“逆襲”でラジオ局に無情の通告

2017年03月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

挑発的なアンケートを実施したラジオ局に対してピケは…。

「目には目を歯には歯を」といわんばかりに、ピケは『カデナ・セール』に対してツイッターによるアンケートで反撃に出た。 (C)Getty Images

 二度とインタビューを受けない――。バルセロナのDFジェラール・ピケが、スペイン・ラジオ局『カデナ・セール』に対してそう宣言した。

 事の発端となったのは、同局のある番組がツイッター上で実施したアンケート。その内容とは、3月19日のバレンシア戦(リーガ・エスパニョーラ28節)で、ピケが何分にイエローカードを受けるか。

 というのも、ピケは27節までに4枚のイエローカードをもらっていた。しかも、4月はセビージャをホームに迎える30節を皮切りに、レアル・ソシエダ戦(32節)やレアル・マドリー戦(33節)など、上位陣との対戦が続く。

 リーガはイエロー累積5枚で翌節に出場停止処分となるため、タイトルの行方を左右するそれらのゲームに確実に出場できるよう、ピケがバレンシア戦で故意にカードをもらい、30節を前に累積警告をチャラにする――。『カデナ・セール』側はそう想定し、件のアンケートを実施したのだ。

 結局、バレンシア戦でピケはカードを頂戴しなかった。ただ、心中は穏やかではなかったようで、挑発的なアンケートを実施したラジオ局に対し、翌日に同じくツイッターによるアンケートで反撃に出る。

「(カデナ・)セールがあんなアンケートの後で、代表ウイーク中のインタビューを申し込んできた。受けるべきだろうか?」と、「受ける」、「受けない」、「年内は受けない」、「二度と受けない」の4種の選択肢を用意してフォロワーに問いかけたのだ。

 計1万3000票近くの回答を得たこの問いかけは、「二度と受けない」に最多の28パーセントの票が入った(「受ける」は27パーセント)。これを受けてピケは、『カデナ・セール』のインタビューは今後いっさい受けないと、結論を下したのだった。

『カデナ・セール』にとっては、軽いノリで実施した企画だったかもしれないが、払った代償はかなり大きかった。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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