【J1採点&寸評】鹿島 1-0 横浜|MOMは決勝点の鈴木。途中出場から完璧なヘッドで首位・横浜を蹴散らす!

2017年03月10日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

鹿島――決勝点をお膳立てした伊東は守備も安定し「6.5」。

【警告】鹿島=永木(88分)、鈴木(90分) 横浜=伊藤(54分)、マルティノス(66分)、天野(77分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】鈴木優磨(鹿島)

[J1リーグ第3節]鹿島 1-0 横浜/3月10日/県立カシマサッカースタジアム
 
【チーム採点・寸評】
鹿島 6.5
 引き気味に構える横浜に対し、前半は攻めあぐねた印象。"ボールを持てる"状態で、効果的な仕掛けをなかなか繰り出せなかった。後半はさらに押し込む時間帯が増え、途中出場の鈴木が値千金の決勝点。相手につけ入る隙を与えなかったという意味では、地力の差を見せつけた完勝だった。
 

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6
シュートコースを狭める的確なポジショニングでゴールを死守。ピンチらしいピンチもなく、完封勝利に貢献した。
 
DF
24 伊東幸敏 6.5
右サイドからのクロスは球種が豊富。その1本が鈴木の決勝点につながった。本職の守備も無難にこなした。
 
5 植田直通 6
精力的なカバーリングからの正確なクリアと、運動能力の高さを披露。横浜のCF伊藤へのパスを何本も遮断した。
 
3 昌子 源 6.5
1対1など局面の勝負で強さを発揮。ここで抜かれたらピンチになる、というシーンでは必ず立ち塞がった。

16 山本脩斗 5.5
前半は、良くも悪くも存在感が薄かった。後半は攻撃の強度を少し上げたが、守備面で不安定なプレーがいくつかあった。
 
MF
40 小笠原満男 6(74分OUT)
マイボールの時間がいつもより長く、推進力あるプレーで相手を押し込む。左右への散らしもソツがなく、ゲームを組み立てた。
 
4 レオ・シルバ 6.5
ミドルゾーンでの圧巻の守備力は相変わらず。攻守の切り替えが早く、23分のカウンターを喰らった場面もゴール前でしっかりと阻止した。
 
25 遠藤 康 5.5
右サイドで起点となるプレーも、フィニッシュワークのパンチ力が足りなかった。同サイドの伊東との連係はまずまず。
 
8 土居聖真 6
ギャップで上手く受けて、テンポ良く展開。40分には相手GKを慌てさせるミドルで決定機を演出。後半も遠目から積極的に狙った。

【鹿島 1-0 横浜FM PHOTO】交代出場の鈴木が期待に応える「一発」で鹿島が接戦を制する!

次ページ鹿島――決勝点の鈴木が文句なしのMOM。

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