ドンナルンマのライバルたち! 20歳以下の逸材GK5選

2017年03月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

粗削りな部分を補って余りある反射神経が最大の魅力。

4大リーグでレギュラーとして活躍する20歳以下のGKは、ミランのドンナルンマとこのポシャベツのみ。将来が楽しみなタレントだ。(C)Getty Images

 経験が物を言うポジションながら、今シーズンは続々と若いGKが台頭している。

 その筆頭が18歳にして名門ミランのゴールマウスを守るジャンルイジ・ドンナルンマだろう。セビージャのセルヒオ・リコやレバークーゼンのベルント・レノといった実力者を抑え、若手守護神の出世競争のトップを走っていると言っても差し支えない。

 では、遠くない将来にその出世レースに本格参戦しそうなのは誰か。ポテンシャル十分の20歳以下の優良株を、厳選して紹介する。

ヨシプ・ポシャベツ
◇パレルモ所属/クロアチアU-21代表
◇1996年3月10日生まれ(20歳)
◇190cm・80kg
 実質初挑戦の4大リーグでビッグセーブを連発する優良株。まだ荒削りで凡ミスもあるが、それを補って余りある反射神経が最大の魅力だ。今シーズンはここまで、チームで唯一、セリエAフル出場を果たしている。

アルバン・ラフォン
◇トゥールーズ所属/フランスU-18代表
◇1999年1月23日生まれ(18歳)
◇193cm・82kg
 2015年10月にリーグ・アン最年少の16歳10か月でトップデビュー。以降、不動の守護神としてトゥールーズのディフェンスを最高尾から支える。「ドンナルンマのフランス版」との評も。

アウグスト・バタージャ
◇リーベル所属/アルゼンチン国籍
◇1996年4月30日生まれ(20歳)
◇186cm・79kg
 20歳にして名門リーベル・プレートのゴールマウスを預かる、ヘロニモ・ルジ(レアル・ソシエダ)に次ぐアルゼンチン期待の若手GK。2015年U-20南米選手権優勝の立役者のひとりで、大会後にはレアル・マドリー行きが噂された。

アンドレ・オナナ
◇アヤックス所属/カメルーン代表
◇1996年4月2日生まれ(20歳)
◇190cm・82kg
 サミュエル・エトーのアカデミーを経て13歳でバルセロナの下部組織の門を潜り、2015年1月にアヤックスに入団。昨夏に加入した実力者ティム・クルル(現AZ)の怪我に伴い抜擢されると、そのままポジションを確保し、ハイパフォーマンスを続けている。カメルーン代表のファブリス・オンドア(セビージャB)を従兄弟に持つ。

ヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチ
◇レヒア・グダニスク所属/セルビアU-21代表
◇1997年2月20日生まれ(20歳)
◇202cm・92kg
 2メートル超の恵まれた体躯と非凡な身体能力を誇る注目株で、ラツィオでプレーする兄セルゲイ(MF)とともに将来を嘱望される。労働許可が下りず2014年夏に契約したマンチェスター・ユナイテッドでのプレーは叶わなかったが、15年1月に加入したポーランドの中堅レヒア・グダニスクで急成長。ふたたび西欧勢のスカウトを魅了し、今夏のトリノ移籍が決定した。

※ワールドサッカーダイジェスト3月2日発売号より加筆・修正
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事