「0-79で負けてもバルサよりはまし」――サッカー界の注目コメント集

2017年03月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「バイエルン寄りの笛」とでも言わんばかりに…。

最高の出来だったと語っているように内容が良かっただけに、96分の同点被弾はラングカンプはもちろん、ヘルタ・ベルリンにとって痛恨だった。(C)Getty Images

≪注目コメント①≫
「バイエルンには勝てないと戦う前から決まっていた」
【発言者】
セバスティアン・ラングカンプ
(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)

 2月18日のブンデスリーガ21節だった。王者バイエルンを相手に好勝負を演じながら1点リードで迎えた96分にFKから失点。掴みかけていた金星をすんでのところで逃し、悔しさとともにやり場のない怒りが込み上げてきたのだろう。ロスタイム表示の5分を過ぎてからリスタートを認めた主審に、「バイエルン寄りの笛」とでも言わんばかりに八つ当たりした。


≪注目コメント②≫
「ナバスに対する批判が厳しすぎる」
【発言者】
キコ・カシージャ
(レアル・マドリー/スペイン代表)

 同じGKだからこそ思うところがあったのだろう。失点は本来チーム全体の責任。にもかかわらずゴールを許すたびに槍玉に挙がるケイラー・ナバスを、批判は不当だと擁護した。十分な実力を備えながらカップ戦要員に甘んじる苦労人が見せたのは、たったひとつの椅子を争うライバルを気遣う心意気だった。


≪注目コメント③≫
「0-79で負けてもバルサよりはまし」
【発言者】
パスカル・デュプラズ
(トゥールーズ監督)

 パリSGとの大一番(リーグ・アン26節)を前に語ったコメントだ。その強敵にチャンピオンズ・リーグで0-4と完敗したバルセロナの20分の1という財政事情を引き合いに出し、理論上は79点差がついても恥ずかしくないと暴論を展開。大敗した場合に備えて、予防線を張っておきたかったのかもしれない。肝心の試合は0-0。指揮官の弱気な態度が、選手のやる気に火をつけた!?

※ワールドサッカーダイジェスト2017.03.16号より加筆・修正
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