【川崎】中村憲剛が語る開幕戦勝利の意味。渾身の“ジャスティスポーズ”は……

2017年02月26日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「序盤戦はこういう戦い方も必要になる」

試合後にはカメラに向かってポーズを決めてくれた。写真:徳原隆元

[J1リーグ開幕戦]大宮 0-2 川崎/2月25日/NACK

 開幕戦で大宮と対戦した川崎は、66分にCKから小林が先制ゴールを挙げると、90+2分には中村が追加点を奪い、鬼木新体制初勝利を挙げた。
 
 小林とともにヒーローとなった中村は、試合後、笑顔を見せつつ、苦戦を強いられた大宮戦をこう振り返る。
 
「内容的にはまだまだ。でも、したたかにというか、セットプレーで1点を取って、最後に隙をついて止めを刺せた。特に序盤戦はこういう戦い方も必要になってくる。(新戦力などを含め)まだフィットしていない。このままで良いとは誰も思っていない。でももっと良くなるはずだと手応えも感じている」
 
 今季、鬼木監督のもとで新たなスタートを切った川崎は、3日前のACL初戦の水原三星戦同様に、大宮戦も思い通りの戦いができなかった。それでも中村は勝点3を得たこと、そして我慢強く戦えたことを評価する。
 
「今までは良い試合をしても隙を作って負けることあった。だから勝ち切れたのは大きい。今日の1試合ですべてが解消したわけではないけど、局面で頑張り、声を出すなど、各々が去年の悔しさを感じながらやれていたはず。負けて進むよりは、勝てたことが新チームにとっては大事。
 
 後ろはしっかり我慢して最終的に勝つという。本来は内容に余裕を持ちたいですが、どっしり構えて勝機を見出すという戦い方がひょっとしたら序盤戦は増えるかもしれない。結局は勝たないと意味がないので。目指すところはボールを支配して、相手を自陣に押し付けて、攻めさせないくらいにやること。ちょっとずつ足並みを揃えていきたい」

次ページ新たなゴールパフォーマンスを披露。しかしアクシデントが。

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