英5部の超巨漢GK、アーセナル戦のベンチでパイを頬張る! 処分の可能性も…

2017年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

ウォルコットの得点記録をも“飲み込んだ”巨漢GKショー。

パイを口にし、ピッチを眺めるショー。この行動は試合結果以上に大きく取り上げられた。 ※BBCのツイッターより

 現地時間2月20日、FAカップ5回戦でイングランド5部のサットン・ユナイテッドは、アーセナルと対戦して0-2と敗れた。
 
 ノンリーグ(セミプロ)に属すサットンは、今大会でウィンブルドン(3部)、リーズ(2部)と格上を粉砕。アーセナルには完敗したものの、ベスト16まで進出したクラブの躍進は、「見事な戦いぶり」と称賛されている。
 
 試合後、サットンのポール・ドズウェル監督は、「アーセナルと対戦しているのを目にするのは夢のようだった。本当に、本当に誇りに思う。この試合が我々にとっては決勝戦だった。選手たちは歴史に名を残すことになるだろう」と感慨深げに振り返った。
 
 この試合で決勝点を挙げたセオ・ウォルコットはアーセナル通算100得点を達成したが、それ以上に話題をさらったのがサットンだった。というのも、ベンチ入りを果たしたサットンの45歳のGKウェイン・ショーが、後半途中にベンチでパイを食べていたからだ。
 
 115kg(見た目からはもっとありそうだが……)とされる体型が注目され、英国外のメディアからも取り上げられたショーは、アーセナルとの歴史的な一戦で控えメンバー入り。試合に出場こそしなかったが、ショーがベンチでパイを頬張る姿は中継カメラに撮られ、ウォルコットの得点記録すらも"飲み込んだ"のだ。
 
 しかし、話題の人物となったショーだが、このパイ食いには裏があった。
 
 英紙『デイリー・メール』によれば、試合中にブックメーカーサイトを確認したショーは、そこで『8-1になってサットンのショーがパイを食べる』という賭け項目を発見。ショーは、「ハーフタイムの間にキッチンにいって作ってもらうように頼んだ。ジャガイモと肉のパイをね」と語っている。
 
 しかし、巨漢GKのまさかの行動には、イングランド・サッカー協会が目くじらを立てており、何らかの処分が下される可能性が高いと複数の現地メディアは伝えている。
 
 そうしたなか、ドズウェル監督は、「彼はスーパースターになったと思う。メディアに報道してもらう機会を与えたからね。(処分は)どうなるかは分からないが、我々にとって最高のものになるとは思わない」と語っている。
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