「ポーランド人としては複雑な感情が…」レバンドフスキがクローゼと仲良くなったキッカケは?

2017年02月13日 白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

「1試合5ゴールは実感できるまで半年はかかった」

ストライカー向けの新スパイク『ハイパーヴェノム3』の発表会で登壇したレバンドフスキ(右)とクローゼ(左)。写真:ナイキ

 1月16日にミュンヘンで開催されたナイキの新スパイク『ハイパーヴェノム3』の発表会。バイエルンの新旧エースで、同じくポーランドの血が流れるロベルト・レバンドフスキとミロスラフ・クローゼが、それぞれのストライカー論、そしてお互いに対する印象や出会いのキッカケを語った。
 
――自分が戦った中でもっとも手強かったセンターバックは誰ですか?
 
ミロスラフ・クローゼ:わたしにとってはネスタ(元イタリア代表)だね。完璧なセンターバックで、本当に苦労した。一筋縄ではいかなかったよ。
 
ロベルト・レバンドフスキ:まず、バルセロナのディフェンダーたち。あとは同僚のジェローム・ボアテング、それに今シーズンから再びチームメイトになったマッツ・フンメルスもトップクラスだね。
 
――レバンドフスキは、2015年9月22日のヴォルフスブルク戦で、わずか9分間で5ゴールを決めましたね(ブンデス最速の1試合5ゴールなど4つの記録がギネスに認定された)。
 
レバンドフスキ:もちろん素晴らしい出来事だけど、信じられない気持ちだった。本当にやったんだと実感できるまで、半年かかったかな(笑)。1点目を決めた後も集中していたけど、その後も次から次にゴールが決まったんだ。
 
――1試合5ゴールは自身初ですか?
 
レバンドフスキ:子供の頃の試合ではあったけど、プロのトップレベルでは初めてだったね。
 
――クローゼも2002年ワールドカップで大量ゴールを奪った試合がありましたね。
 
クロ―ゼ:サウジアラビア戦(グループステージ初戦)だね。ハットトリックを記録したんだ。
 
――クローゼとワールドカップといえば、自身にとって4回目の出場だった2014年のブラジル大会でついに世界制覇を成し遂げました。
 
クローゼ:ワールドカップ決勝に出るということは全てのフットボーラーの夢で、さらに優勝は究極の目標と言っていい。キャリアでもっとも嬉しい勝利だったね。あの後には素晴らしいパーティーを楽しんだよ。どんな内容だったか? 内緒だよ(笑)。

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