【イタリア・ダービー|採点&寸評】決勝点クアドラードやマンジュキッチが高評価! イカルディは決定力を欠く…

2017年02月06日 片野道郎・手嶋真彦

ユーベはしたたかに3ポイントを持ち帰る。

45分にクアドラードが強烈ミドルを叩き込む。ユーベはこの1点を最後まで守り切った。写真:Alberto LINGRIA

[セリエA23節]
現地2月5日/会場:ユベントス
ユベントス 1-0 インテル 
得点者:ユ=クアドラード(45分)
 
【ユベントス|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6.5
インテルのプレッシャーの前にクリーンなビルドアップができず、不正確なロングボールを多用。前半15分以降は多くの時間を受け身で過ごすも、終了間際にクアドラードのミドル一発で先制した。後半はフィジカル勝負に徹して泥臭く1点を守り切るしたたかな戦いで、きっちり3ポイントを持ち帰った。
 
監督 マッシミリアーノ・アッレグリ 6
前2節に続いてアタッカー4人+ピャニッチを同時起用する4-2-3-1を、攻撃陣の献身的な守備によって機能させる。後半は選手交代に合わせて4-5-1、3-5-2とシステムを変え、危なげなく試合をクロージングした。
 
【ユベントス|選手採点・寸評】
[GK]
1 ジャンルイジ・ブッフォン 6
注意深いポジショニングでゴールをカバー。最終ラインに安心感を与え、前半唯一の枠内シュート(36分)にも難なく反応した。
 
[DF]
26 シュテファン・リヒトシュタイナー 6(80分OUT)
開始直後の3分にタイミングのいいオーバーラップからの突破で決定機を演出。その後も攻守両局面で献身的に動き回る。途中交代には不快感を露にした。
 
19 レオナルド・ボヌッチ 6
インテルのアグレッシブなプレスの前に落ち着いたビルドアップができず、ロングパスの精度も低め。守備ではタイミングの良い寄せでイカルディ、マリオにシュートを打たせなかった。
 
3 ジョルジョ・キエッリーニ 6.5
的確な読みとアグレッシブな当たりでセンターレフトのスペースをコントロール、シュートチャンスを与えず。攻撃でも積極的な持ち上がりで組み立てにアクセントを付けた。
 
12 アレックス・サンドロ 6
守備に忙殺されて攻め上がりのタイミングを見出せず、攻撃では貢献度が低め。その分、守備ではカンドレーバをよくケアし、突破をほとんど許さなかった。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページマンジュキッチは守備に貢献しながら攻撃でも基準点に。

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