長友に再びチャンス到来? ライバル不振でユベントス戦で先発起用も

2017年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

酷評されるアンサルディ。ユーベ戦で長友が先発も?

今シーズンはセリエAの出場が8試合にとどまっている長友。もし、ユベントス戦で起用されて好パフォーマンスを披露できれば、一気に定位置を確保する可能性もある。 (C) Getty Images

 インテルの左SBクリスティアン・アンサルディが批判に晒されている。日本代表SBの長友佑都にとっては、大一番のユベントス戦(セリエA23節)でスタメンの座を手にするチャンスかもしれない。
 
 セリエA7連勝と好調を維持しているインテル。しかし、現地時間1月31日のコッパ・イタリア準々決勝ラツィオ戦では1-2と敗れ、2シーズン連続のベスト4進出を逃しただけでなく、公式戦での連勝記録も9で止まった。
 
 このラツィオ戦で批判の矢面に立たされた一人が、先制点を挙げたフェリペ・アンデルソンへのマークが明らかに甘かった、左SBのアンサルディだ。
 
 今シーズンからインテルでプレーするアルゼンチン代表DFは、昨年11月にステーファノ・ピオーリ監督が就任してから左SBのレギュラーを務めてきたが、インテルが1-0と勝利したセリエA21節のパレルモ戦でも、2枚のイエローカードをもらって退場するなど低調が続き、ここにきて批判が集中している。
 
 2月2日付けの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は、アンサルディがデュエルの勝率(58.6%)やパス成功率(75.6%)などで不十分であることに加え、イエローカード6枚、レッドカード1枚をもらっていることも指摘。ジェノアに在籍した昨シーズンよりパフォーマンスが下がっていると批判した。
 
 当然、ここにきて注目されるのは、ピオーリ監督がこのままアンサルディを起用すべきかどうか。インテルが2月5日の次節で対戦するのは、絶対王者ユベントスだ。最近の試合で超攻撃的布陣を採用している王者の右サイドには、高速ドリブラーのファン・ギジェルモ・クアドラードがいる。
 
 ガゼッタ・デッロ・スポルト紙は、「ピオーリ監督はアンサルディの目を見て、その心を読み、彼に賭けるのがチームにとって最善の選択肢なのかを理解しなければいけない」と報道。アンサルディがユーベ戦でポジションを失う恐れがあると伝えた。
 
 仮にアンサルディがベンチ降格となった場合、代役となり得るのは、長友かダビデ・サントンだ。パレルモ戦ではアンサルディが退場した際にサントンが代役に選ばれたが、アンサルディが出場停止だった前節ペスカーラ戦で指揮官は、サントンではなく長友を先発フル出場させている。
 
 現在、セリエAで4位につけ、チャンピオンズ・リーグ出場圏内となる3位浮上を目指すインテルにとって、国内リーグ戦8連勝が懸かる王者とのアウェーゲームは、今シーズンの出来を左右しかねない重要な一戦だ。

 その大一番で、長友がセリエA2試合連続スタメンのチャンスを掴めかに注目だ。
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