ミランがオカンポス獲得を発表! ボナベントゥーラ離脱で大きな期待

2017年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

急転直下のニアング放出で獲得に乗り出す。

ミランに加入したオカンポス。デウロフェウと左ウイングの定位置を争うか。画像はミランの公式ツイッターより

 現地時間1月30日、ミランはアルゼンチン人FWのルーカス・オカンポスを獲得したことを発表した。
 
 契約は2017年6月までの半年レンタル。
 
 現在22歳でリーベルの下部組織出身のオカンポスは、17歳でトップチームデビューし、2012年夏のモナコ入りで欧州上陸。2014年からマルセイユでプレーし、昨夏にはレンタルでジェノアへ。技巧を駆使した得意のドリブル突破を利して左ウイングの主力として活躍し、ここまで14試合で3ゴールを挙げていた。
 
 今冬のウイング補強を目標に掲げていたミランは、1月23日にエバートンからスペイン代表のジェラール・デウロフェウをレンタルで獲得。しかし、その3日後に急転直下でエムバイ・ニアングのワトフォード放出が決まり、さらにもう一枚、新戦力獲得に乗り出すことになった。
 
 そこで浮上したのがオカンポスで、ミランは週末までに昵懇の中にあるジェノア、さらに本人から合意を引き出す。そして、月曜になって保有元であるマルセイユからようやくゴーサインが届き、メディカルチェックを経て晴れて契約となった。本人は入団に際して次のように語った。
 
「ミランに来れてとても誇りに思う。このユニホームを着ることは夢だった。背番号はマルセイユとジェノアで付けていた11番(ニアング退団で空いていた)を選んだ」
 
 これで後半戦のミランの両ウイングは、エースに成長したスソをはじめ、ジャコモ・ボナベントゥーラ、デウロフェウ、オカンポス、本田圭佑という5人体制に。ただ、1月29日のウディネーゼ戦でボナベントゥーラが太ももに怪我を負い、手術が決定したため2~4か月は戦線離脱する見込み。デウロフェウとオカンポスに対する期待はその意味でも大きく、左ウイングの定位置を争うことになりそうだ。
 
 公式戦14試合連続でスタメン落ちと苦しい立場にある本田は、両サイドをこなすデウロフェウとオカンポスの加入で、後半戦はさらに厳しい状況に置かれそうだ。
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