「まだ何もない…」ポドルスキ本人が神戸移籍合意を否定!

2017年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

キャリアの終焉は少年時代に憧れた地元クラブで。

神戸入り決定の報道を否定し、さらにキャリアの最後はポーランドのクラブで終えることを示唆したポドルスキ。はたしてどのような結末を迎えるのだろうか? (C) Getty Images

 現地時間1月30日、ヴィッセル神戸移籍が噂される元ドイツ代表FWのルーカス・ポドルスキが、ポーランドメディアの『スーパー・エクスプレス』の取材に応じ、自身の去就について語った。
 
 トルコ・リーグのガラタサライに所属しているポドルスキは、今冬の退団が報じられており、1月24日に本人が「神戸と合意することになっても、プレーの準備はできている」と語れば、同25日には神戸の田中健一社長が「交渉はしている。クラブ間の話でやっています」と明言。ドイツ・メディアの報道では、勝利給などのオプションも含めて年俸800万ユーロ(約9億6000万円)で、ポドルスキと神戸が基本合意したと伝えられていた。
 
 一方でガラタサライ側はここにきて、ナジフォルグSDが「ポドルスキは売却対象ではない。彼の穴埋めは難しい。彼は我々と残り続ける」とコメント。合意報道を否定し、移籍の行方は錯綜していた。
 
 そんななか、ポドルスキは自身のルーツでもあるポーランドのメディア『スーパー・エクスプレス』の取材に対して、「今のところは、何も起こっていない」と語った。
 
 さらに「日本に行くのか、残留するのか?」を聞かれ、「僕はイスタンブールで、次の試合の準備をしている。今のメディアはとても迅速だ。誰もが最初のスクープをモノにしたいと考えていて、時に真実ではないものが出回るんだ」と、神戸入り決定の事実を否定した。
 
 また、同メディアのインタビューで、自身のキャリアの終わり方について、「僕は憧れのクラブでキャリアを終えたいと思っている」とし、少年時代にファンだったというポーランド2部クラブのグルニク・ザブジェでの引退を示唆した。
 
 本人が自らヴィッセル神戸入り決定を否定したことで、暗礁に乗り上げた感もあるポドルスキ獲得交渉。ガラタサライは「日本と中国の移籍市場は2月まで開いている」としているが、はたしてどうなるのか? その動向から目が離せない。
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