【週末決定の主な移籍】パイエが酒井宏、ボージャンが武藤の同僚に! セビージャ補強で清武は放出?

2017年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

パイエは練習参加拒否など強硬手段に出て古巣へ帰還。

ディミトリ・パイエ(ウェストハム→マルセイユ)。(C)Getty Images

■ディミトリ・パイエ
・29歳/MF/フランス代表
・ウェストハム→マルセイユ(完全移籍)
・移籍金:2500万ポンド(約35億円)
 昨シーズンのプレミアリーグとEURO2016で大ブレイクし、夏の移籍を模索するも残留。今シーズンも主力としてウェストハムを支えたが、年明けには不調のチームに嫌気が指したか、移籍志願をしてチーム練習も欠席する。スラベン・ビリッチ監督が「彼は我々のためにはプレーしたくないようだ」と公表したことで、チームメイトやファンから反感を買う騒動に発展していた。酒井宏樹も所属するマルセイユからのオファーに対して、ウェストハムは当初難色を示していたが、1月27日にハルからロベルト・スノッドグラスを獲得して代役に目途が立ったため売却を決断。本人にとっては2013~2015年に所属した古巣復帰だ。
 
■ボージャン・クルキッチ
・26歳/FW/スペイン代表
・ストーク→マインツ(半年レンタル)
 バルセロナのカンテラ出身で、ミランやローマでもプレーした技巧派アタッカーだ。昨シーズンはストークで主力を担ったが、今シーズンは新戦力ジョー・アレンにトップ下の定位置を奪われたうえ、さらに今冬にWBAから実力者サイード・ベラヒノが加入。後半戦はさらなる出番減が見込まれたため退団を模索し、ミドルスブラ、バレンシア、ラス・パルマスなども噂に挙がったが、結局はマインツにレンタル移籍した。ヴォルフスブルクに引き抜かれたユヌス・マッリに代わって10番を背負う。攻撃的な位置ならポジションを選ばないだけに、武藤嘉紀にとってはライバルにもなりうる。
 
 ■クレマン・グルニエ
・26歳/MF/フランス代表
・リヨン→ローマ(半年レンタル)
 若き日から将来を嘱望されてきたが、度重なる怪我で大成しきれない悲運の天才MF。今シーズンのリヨンでもバックアッパーに甘んじていたが、ローマへ半年レンタルが決まった。シーズン終了後に買い取りオプションを行使する場合は、350万ユーロ(約4億2000万円)がかかるという。ローマの4-2-3-1ではトップ下とセントラルMFでの起用が見込まれ、ラジャ・ナインゴラン、ケビン・ストロートマン、ダニエレ・デ・ロッシ、レアンドロ・パレデスらの負担を軽減する存在になれるか。

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