シャビがカタールで現役続行。遠からずバルサに指導者として帰還へ

2017年01月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

37歳のシャビにとっては現役最後の契約か

カタール2年目の今シーズンは18節終了時点で14試合に出場。5ゴール・5アシストの活躍を見せている。(C)Getty Images

 15年の夏にバルセロナを退団し、現在はカタールのアル・サードでプレーするシャビが、17年6月までとなっていたクラブとの契約を1年延長したことを、37歳の誕生日(1月25日)の翌日に発表した。

 11歳でバルサの下部組織に入団し、35歳までバルサ一筋を貫いたシャビ。トップチームのキャプテンも務めた小柄な司令塔は、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズ・リーグ、クラブワールドカップなど実に6つのコンペティションで「25」のタイトルをもたらした、まさしく「バルサの伝説」だ。

 カタール移籍後も、そのプレーの輝きは衰えていない。

 現在のアル・サードは、かつてロマーリオ(03年)やラウール・ゴンサレス(12~14年)らが在籍していた時代に比べるとややタレントの質が落ちるものの、シャビは類まれなパスセンスを駆使してチームのパフォーマンスを高めつつ、みずからもグレートなプレーヤーでありつづけている。今回の契約延長はもちろん、そうした部分を評価されてのものだろう。

 とはいえ、37歳という年齢を考えれば、これが現役最後の契約になる可能性は高い。「引退後はなんらかの形でバルサに戻る」ことを明言しているシャビは現在、現役のプロ選手でありながら、カタールU-23代表でアシスタントコーチを務めるなど、すでに指導者の道へ足を踏み入れている。

 クラブの先輩であるジョゼップ・グアルディオラは、ちょうどいまのシャビの年齢(37歳)でバルサのトップチームの監督に就任した。そう考えれば、シャビがバルサの監督として迎えられる日も、それほど先の話ではないのかもしれない。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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