いま注目すべき若手逸材は、マンC撃破に貢献したこの男!

2017年01月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

トゥーレ・ヤヤとクリシをまとめて抜き去る。

21節のマンチェスター・C戦。力強いドリブルで攻め上がったデイビスが、3点目をもたらした79分のゴールシーン。 (C)Getty Images

 エバートンの若手が躍動中だ。
 
 プレミアリーグ21節、マンチェスター・シティに4-0の大勝を飾った試合では、3バックの一角を務めた20歳のメイソン・ホルゲイトが相手の豪華アタッカー陣と互角に渡り合い、今冬にチャールトン(3部)から獲得した19歳のFWアデモラ・ルックマンが、90分にピッチに送り込まれると、その3分後にダメを押す4点目をゲット。デビュー戦でさっそくロナルド・クーマン監督の期待に応えた。
 
 ただ、誰よりも存在感を放ったのは、中盤センターで18歳とは思えない貫録を見せつけた逸材トム・デイビスだ。豊富な運動量で幅広いエリアに顔を出し、的確なポジショニングで攻守に貢献。34分には、先制点をお膳立てする。鮮やかなインターセプトから鋭いスルーパスをケビン・ミララスに通し、最後はロメル・ルカクがネットを揺らしたショートカウンターの起点となった。
 
 それだけではない。ハイライトは79分。自陣深くから力強いラン・ウィズ・ザ・ボールで持ち上がると、寄せてきたトゥーレ・ヤヤとガエル・クリシを一拍子ターン(相手と並走している状況で、軽く前に飛んで着地の瞬間に軸足と蹴り足をクロスさせて進路を変えるフェイント)でまとめて抜き去り、中央のロス・バークリーにパス。その折り返しを受けてペナルティーエリアに進入したデイビスは、GKクラウディオ・ブラーボの動きを冷静に見極めてゴールを決めたのである。
 
 トム・デイビス――。プレミアリーグの後半戦は、このイングランドU-19代表MFから目が離せない。
 
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