大宮が新エース候補を獲得。清水から大前元紀が完全移籍で加入

2017年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

川崎へ移籍したエース家長の穴を埋める補強に成功。

清水でキャプテンを務めた昨シーズンは、18ゴールでチームをJ2昇格に導いた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 J1の大宮アルディージャは1月10日、清水から大前元紀が完全移籍で加入すると発表した。
 
 大前は2007年に流通経済大柏高で高校サッカー選手権を制すると、鳴り物入りで清水へ入団。徐々に頭角を現わし、2012年には13ゴールを記録して、初のふた桁得点を達成した。12-13シーズンにはデュッセルドルフ(ドイツ)へ移籍して海外挑戦を果たすも、8試合の出場にとどまり清水へ復帰。昨シーズンはキャプテンに就任し、18得点でチームのJ1復帰に貢献している。
 
 大前は大宮を通じて、以下のコメントを発表している。
「はじめまして。清水エスパルスから加入しました大前元紀です。アルディージャは勢いがあるチームで、そのチームが自分をすごく評価してくれたことに大変感謝しています。目指すサッカーを聞いたとき、攻撃的で魅力的なサッカーだと感じたので、そこで挑戦したいと思いました。試合で結果を出したいと思います。これからよろしくお願いします」
 
 また、9年間在籍した清水には公式サイトで以下のように感謝の気持ちを述べている。
「エスパルスではドイツに行っていたときも含めて9年間お世話になりました。重みのあるエスパルスの10番を着けさせてもらい、昨シーズンはキャプテンも経験させていただき、本当に感謝しています。しかし、サッカー選手として何もない状況の中でどれだけできるのか、もう一回挑戦したいという気持ちが強くなり、すごく悩み苦しみましたが、今回の移籍を決断しました。これまでいつも大きな声援を送っていただき、本当にありがとうございました」
 
 大前はJ1・J2合わせて192試合に出場し、66ゴールを記録。川崎へ移籍した家長の後釜として期待がかかる。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事