【天皇杯】決勝は鹿島vs川崎! CS準決勝の因縁の対決が再び!

2016年12月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島は6大会ぶり5度目、川崎は初の栄冠を狙う。

CS準決勝でボールを奪い合う両キャプテン。今シーズン最後のゲームで両雄が相見えることとなった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会は12月29日、準決勝の2試合が行なわれ、鹿島アントラーズと川崎フロンターレが決勝進出を決めた。

 鹿島は、ヤンマースタジアム長居で横浜F・マリノスと対戦。41分に柴崎のクロスに土居が合わせて先制すると、73分にも柴崎のラストパスを途中出場の鈴木が押し込んで加点した。守っては、昌子、植田が統率する最終ラインが集中力を切らさず対応。GK曽ヶ端のファインセーブもあって無失点で切り抜け、2-0で横浜を退けた。

 一方の川崎は、日産スタジアムで大宮アルディージャと対戦した。試合は、大宮が泉澤のポスト直撃のシュートやD・ムルジャのゴール至近距離での決定機など、多くのチャンスを作ったがゴールネットを揺らせず。逆に川崎は85分、CKのこぼれ球を谷口が押し込み、これが決勝点となった。川崎が1-0で大宮を下した。

 鹿島は優勝した2010年大会以来、6大会ぶりの決勝進出。通算5度目の優勝を狙う。対する川崎は初の決勝進出で初戴冠を狙う。両者の対決は、11月23日のチャンピオンシップ準決勝以来。この時はリーグ3位の鹿島が、同2位の川崎を金崎の決勝弾で沈め、下剋上を果たした。そして、鹿島は勢いのままCS優勝、クラブワールドカップでの快進撃へとつなげた。

 まさに因縁の対決となった、今シーズンのラストを飾るにふさわしいビッグマッチ。決勝は、2017年1月1日、56年ぶりの関西開催となる市立吹田サッカースタジアムで14時にキックオフされる。
 
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