ミランがユーベを下して5年ぶりのタイトル獲得! 本田は出番なし

2016年12月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半はユーベ、後半はミランのペースで試合が進む。

18分に先制を許したミランだが、38分に同点に追いつき、結局はPK戦の末に勝利を掴み取った。(C)Getty Images

 現地時間12月23日、ドーハのジャシム・ビン・ハマド・スタジアムでイタリア・スーパーカップ2016のユベントス対ミラン戦が開催された。
 
 ユーベはボヌッチとD・アウベスが故障離脱中で、それぞれの代役にルガーニとリヒトシュタイナーを入れる4-3-1-2を選択。前線にはイグアインとマンジュキッチが並び、怪我から復帰して間もないディバラはベンチスタートとなった。
 
 一方のミランは不調のニアングに代わってボナベントゥーラが左ウイングに回り、空いた左インサイドハーフにベルトラッチを起用。また、怪我から回復したバッカがCFに復帰した。本田圭佑は公式戦8試合連続のベンチスタートとなった。
 
 試合は序盤からユーベが主導権を掴み、17分にはストゥラーロが決定的なシュート。これはGKドンナルンマにセーブされたが、これで得たCKからキエッリーニが飛び込んで右足に当て、ゴールネットを揺らす。18分にして先制に成功した。
 
 ユーベは32分に太腿を痛めてプレー続行不可能になったA・サンドロがベンチに下がり、代わってエブラが左SBに入った。
 
 一方のミランはなかなか良い形で前線にボールが回らず、時折スソが個人技でチャンスを作るのが精一杯。ただ38分、そのスソから同点ゴールが生まれる。スペイン人アタッカーが右サイドで受けて中央に切れ込んでインスイングの速いクロスを上げると、逆サイドから走り込んできたボナベントゥーラが頭で流し込んだ。
 
 その後は両者とも決定機を作れず、1-1のままハーフタイムを迎えた。
 
 後半はミランが攻勢を強め、56分にスソ、57分にロマニョーリ、61分にクツカが惜しいシュートを放った。
 
 逆にユーベは後半のチャンスらしいチャンスが60分のケディラのミドルだけと手詰まり感が否めず、アッレグリ監督は67分にピャニッチを下げてディバラを投入した。
 
 そのディバラは良い位置でボールを引き出し、パスとドリブル、シュートで違いを作るなど、ユーベの攻撃を活性化した。
 
 一方のミランのモンテッラ監督は73分、ロカテッリに代えてパシャリッチを入れ、最初の交代枠を使った。83分、スソのクロスからゴール前でバッカがヘディングシュートを放つが、ブッフォンのスーパーセーブに防がれた。
 
 その後も両チームともゴールは奪えず、試合は15分ハーフの延長戦に突入。ミランは102分にアバーテとバッカに代えてアントネッリとラパドゥーラを入れた。しかし、ここでも両者にゴールは生まれず、決着はPK戦に持ち込まれる。結果は以下の通り。
 
マルキージオ=○
ラパドゥーラ=×(ブッフォンがセーブ)
マンジュキッチ=×(ポストに弾かれる)
ボナベントゥーラ=○
イグアイン=○
クツカ=○
ケディラ=○
スソ=○
ディバラ=×(ドンナルンマがセーブ)
パシャリッチ=○
 
 ユーベの連覇を阻み、ミランが5年ぶり7回目のイタリア・スーパーカップ勝利を飾って、2011年以来のタイトルを獲得した。
 
 なお、両チームともに年内の試合はこれで終了。ともに新年は1月8日のセリエA19節で、ミランはカリアリ、ユーベはボローニャと戦う。
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