レスター、数的不利になるも、終盤の猛攻でストークとドロー! 岡崎は出場せず

2016年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

数的不利になるも、交代策と土壇場の猛攻が実る。

レスターはヴァーディーを前半のうちに欠いて2点差となるも、終盤に攻勢を強めて、88分にアマーティーの一撃で何とかドローに持ち込んだ。 (C) Getty Images

 12月17日(現地時間)、ストーク・オン・トレントのbet365スタジアムでプレミアリーグ17節、ストーク対レスター戦が開催された。
 
 3日前に行なわれたプレミアリーグのボーンマス戦(16節)で、0-1と惜敗したレスター。この日の先発メンバーには、右手を骨折し、戦列から離れていた守護神のキャスパー・シュマイケルが復帰。注目の岡崎はベンチスタートとなった。
 
 試合はキックオフ直後からボールを支配したストークが主導権を握る。5分には、ウォルターズが相手ゴールを脅かすビッグチャンスを迎えたが、これはシュマイケルの好守に阻まれた。
 
 開始早々からピンチを迎えたレスターは、相手の出足の鋭いプレーに苦しみ、守勢に回されてしまう。
 
 アウェーチームを押し込んだストークは攻勢を強めると、24分にはボックス内でボージャンが個人技からシュートを放ったが、このチャンスもレスターの守備陣にブロックされた。
 
 何とか瀬戸際で相手の猛攻を凌いだレスター。しかし、チームに思わぬハプニングに見舞われる。
 
 28分、自陣でストークのディウフを引っ掛けてしまったヴァーディーがレッドカードを突き付けられ、10人となってしまったのだ。
 
 数的有利となったストークが攻めるという防戦一方となった試合は、39分に動く。
 
 敵のボックス内で仕掛けたボージャンがクロスボールを送ると、ブロックしにいったシンプソンの手に当たってPKの判定となり、これをボージャンが難なく沈めた。
 
 レスターはヴァーディーの退場に加え、5人に警告処分を下した主審のクレイグ・ポーソンのジャッジに振り回され、落ち着きを失うと追加点を奪われてしまう。
 
 48分、インブラのミドルシュートがポストに直撃すると、そのボールがGKのシュマイケルに当たり、不運にもペナルティーエリア内でフリーとなっていたアレンの前にこぼれて、押し込まれてしまったのだ。
 
 前半で2点を失い、さらにエースを欠いたレスターは、迎えた後半も局面での激しさを欠き、ストークに容易にボールポゼッションを許してしまう。
 
 ストークがテンポを落としたことで、防戦一方となることはなかったものの、レスターは攻撃で目立ったシーンを作り出すことができないまま、時間が過ぎていった。
 
 そんなレスターは、72分にグレイとウジョアを同時にピッチに送り出すと、この交代策が的中する。
 
 74分、右サイドをドリブルで突破したグレイからのクロスにウジョアが打点の高いヘディングで合わせてゴールを奪取したのだ。
 
 若きイングランド人MFの崩しからアルゼンチン人FWのシーズン初ゴールが生まれたことで、勢いが出たレスターは、80分にムサをマハレズに代えて投入。逃げ切ろうと引き気味になったストークを押し込んでいった。
 
 85分を過ぎてから、ストークを自陣に釘付けにしたレスター。その猛攻が終盤に結実する。
 
 87分、右サイドでボールを持ったフクスのクロスボールをアマーティーがヘディングでネットを揺らしたのだ。
 
 その後、レスターが勝点を持ち帰ろうと守りに入った試合は2-2まま終了した。
 
 土壇場の猛攻で勝利に等しいドローゲームを演じたレスター。次節は、12月26日にホームでエバートンと対戦する。
 
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