FIFA選出MOMのモドリッチ、ビデオ判定は「試合に混乱もたらす」と苦言

2016年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「個人的に好きではない」とビデオ判定導入に反対意見を述べた。

気の利いたプレーで攻守を巧みに司ったモドリッチ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[クラブW杯準決勝] クラブ・アメリカ0-2レアル・マドリー/12月15日/横浜国際スタジアム
 
 ヨーロッパ王者のレアル・マドリーは、カリム・ベンゼマとクリスチアーノ・ロナウドの2発で、北中米王者のクラブ・アメリカを危なげなく退け、クラブ史上5度目の世界制覇に向けて、また一歩前進した。
 
 この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出されたのは、ルカ・モドリッチだ。
 
 攻守両面に渡って動きが冴え渡り、ベンゼマの先制点の場面で起点ともなったクロアチア代表は、「勝利は重要。今日は最初の25分が大変だったし、長旅と日本の環境に慣れるのにも苦労した。でも勝てたことは嬉しい」とチームの勝利を喜んだ。
 
 さらにモドリッチは、物議を醸し、この試合でもC・ロナウドの得点シーンが対象となったビデオ判定について、「僕らもよく説明を受けていない」と前置きしたうえで、「新しいシステムだけど、個人的には好きではないよ。試合に混乱をもたらすからね。サッカーに集中したいし、良いシステムとは思えない。続けないでほしい」と反対意見を述べた。
 
 個人よりもチームの勝利を何よりも喜んだモドリッチ。12月18日に行なわれる鹿島アントラーズとの決勝でも、その献身性がチームを支えることだろう。

【写真】マドリーがベンゼマ、C・ロナウドのゴールでクラブ・アメリカを撃破!

【写真】クラブW杯を彩る美女サポーターたち
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事