【CS展望】決勝第2戦|浦和×鹿島|初戦勝利の浦和が「真の王者」を証明するか、逆転狙う鹿島は柴崎が先発復帰か

2016年12月02日 サッカーダイジェスト編集部

浦和――「スコアを計算して戦うのは危険だ」と指揮官。

【故障者】浦和=梅崎 鹿島=なし
【出場停止】浦和=なし 鹿島=なし

チャンピオンシップ決勝 第2戦
浦和レッズ - 鹿島アントラーズ
12月3日(土)/19:30/埼玉スタジアム2002
 
浦和レッズ
年間成績:1位 勝点74 23勝5分6敗 61得点・28失点
第1ステージ:3位 勝点33 10勝3分4敗 26得点・16失点
第2ステージ:1位 勝点41 13勝2分2敗 35得点・12失点
 
【最新チーム事情】
●ペトロヴィッチ監督「結果で真の王者だと証明する」。
●槙野は鹿島のセットプレーを警戒。
●遠藤と西川は交代によるスクランブルへの対応を語る。
●「相手が出てくる分、こっちの攻撃ができる」と興梠。
 
【担当記者の視点】
 初戦を敵地で1-0の勝利を収め、優位な状況にはあるが、ペトロヴィッチ監督は「初戦の勝利でスコアを計算して戦うのは危険だ」とピシャリ。あくまでも攻撃的なサッカーを貫くとし、「年間で最も多くの勝点を取ったが、明日の勝利で真の王者だと結果で証明したい」と勝利にこだわった。
 
 とはいえ、1失点以内なら勝利というのも事実。槙野は鹿島の攻撃のポイントをセットプレーだとして「自陣でのファウルに気を付けなければならない」とした。そしてホームでの一戦を「真っ赤に染まるスタジアムは浦和の誇りだ」と語る。浦和サポーターの声援も力にして、"赤い壁"を構築する。
 
 想定されるのは、浦和優位のスコアで後半に突入した場合に鹿島がFWを増やしてくることだ。遠藤は「相手と同数で守るのか1枚増やすのか、状況に応じて対応できるように整理する」と見通している。西川は「特にセットプレーのマークはすぐに整理しなくてはならない」と、ひとつのポイントにした。
 
 初戦でPKを奪った興梠は「鹿島が出てくる分、こっちの攻撃はしやすくなる」と、勝負を決める一撃を虎視眈々と狙っている。全員から共通して聞かれる意識は「勝ちにいく試合をする」ということ。ホーム最終戦を勝利で飾り、スタジアムが一体になった歓喜の瞬間を迎えたい。

【第1戦PHOTOギャラリー】阿部の決勝弾で浦和が先勝!

次ページ鹿島――セットプレーや攻撃面の連係確認を入念に。

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