またまた退席処分のモウリーニョは、マンU監督をクビになりたがっている?

2016年11月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

8節のリバプール戦では審判を侮辱する発言で罰金も…。

ウェストハム戦で退席処分を受けたモウリーニョ。チームの結果もドローに終わり、英紙『デイリーメール』は「おそらく彼は、選手よりもうまく蹴っていた」と皮肉めいた記事を掲載した。 (C) Getty Images

 11月27日に行なわれたプレミアリーグ13節のマンチェスター・ユナイテッド対ウェストハム戦で、判定を不服としてピッチ脇のウォーターボトルを蹴り上げて退席処分となったマンUのジョゼ・モウリーニョ監督。10月29日のバーンリー戦(10節)に続く今シーズン二度目の退席処分を辛辣に批評したのが、『スカイスポーツ』で解説者を務めるトニー・ゲイルだ。
 
 元ウェストハムのDFは、「週末(ウェストハム戦)のジョゼの振る舞いを、私はこう読み取った。この仕事を辞めたがっているんだと。クビになりたがっているようにしか思えない。いまの彼はまったく理解不能だ」と、モウリーニョの愚行を解釈した。
 
 ウェストハム戦でモウリーニョが怒りを爆発させたのは、ペナルティーエリア内でポール・ポグバが倒れた26分のシーンについて。これをダイブと判断してPKの笛を吹かず、ポグバにイエローカードを提示したジョナサン・モス主審の判定に思わずカッとなり、足下のウォーターボトルを蹴り上げて退席を命じられた。
 
 今シーズン二度目の退席処分を受けたモウリーニョには、FA(イングランド・サッカー協会)から2試合のベンチ入り禁止処分が下っている。
 
 モウリーニョはこのほかにも、10月17日のリバプール戦(8節)の前に、マンチェスター出身で、そのことがリバプール側からの異論の対象となっていた担当主審であるアンソニー・テイラーについて以下のように発言し、物議を醸した。
 
「彼は良い審判だと思う。しかし、誰かさんからプレッシャーをかけられているから、アンフィールドで良いジャッジをするのは難しいだろう」
 
 この侮辱発言で、5万ポンド(約695万円)の罰金処分を受けるなど、今シーズンのモウリーニョは思うように結果が出ない(13節を終えて勝点20の6位)焦りに駆られたような振る舞いが目立っている。
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