【CS準決勝|この一枚】敗者を思いやる気持ち。鹿島・植田直通のサムライ魂

2016年11月24日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

うなだれる大久保にそっと右手を添えて…。

試合終了後、ピッチに崩れ落ちた大久保に対し、植田は勝利に浮かれることなく、相手の悔しさを気遣った。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[Jリーグチャンピオンシップ準決勝]川崎 0-1 鹿島/11月23日/等々力

 小・中学校時代に習っていたテコンドーで培われた武道の精神だろう。試合後、敗戦にうなだれる川崎の大久保嘉人に、鹿島の植田直通がそっと右手を添える。
 
 本人は「特に意識はしていない」と言うが、握手をする時は両手を添えて相手の手を握りしめる。礼節を重んじる男は、自らの勝利に浮かれることなく、敗者を思いやる気持ちを忘れていなかった。

【川崎 0-1 鹿島 CS準決勝PHOTO】 3位からの下剋上で鹿島が決勝進出!
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