【CS準決勝|採点&寸評】川崎×鹿島|決勝点の金崎は好評価も、MOMは中盤の攻防で競り勝った小笠原。川崎は大久保が沈黙…

2016年11月23日 サッカーダイジェスト編集部

川崎――板倉、三好はまずまずの動きも…。

【警告】川崎=E・ネット(44分)、エドゥアルド(90+4分) 鹿島=ファン・ソッコ(35分)、西(85分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小笠原満男(鹿島)

[Jリーグチャンピオンシップ準決勝]川崎0-1鹿島/11月23日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 5.5
鹿島の固い守備の前に最後まで1点が遠かった。長谷川が開始21分で負傷退場するアクシデントはあったが、またも大一番での勝負弱さを露呈してしまった。

【川崎 0-1 鹿島 CS準決勝PHOTO】 3位からの下剋上で鹿島が決勝進出!

【川崎|採点・寸評】 
GK
1 チョン・ソンリョン 5.5
13分には土居のシュートを落ち着いてキャッチし、23分には西の強烈なミドルをセーブ。50分には金崎に決められたが、それ以外でマイナス要素はなかった。
 
DF
18 エウシーニョ 5.5
前半途中での4-2-3-1への変更で、より攻撃力を生かせる2列目へ。だが、山本の粘り強いマークの前に沈黙。突破口になれなかった。
 
5 谷口彰悟 5.5
エドゥアルドと協力して鹿島の攻撃を迎え撃つ。前半終了間際には際どいクロスをギリギリでクリアした。しかし、機動力のある金崎、土居の動きに遅れを取るシーンがあり、最後の決定機は枠の上に外してしまった。

23 エドゥアルド 5.5
劣勢を強いられるなか、素早いカバーリングと対人の強さで鹿島の攻撃を瀬戸際で防いだ。だが、50分に金崎に前に入られて先制ゴールを許す。パフォーマンスは悪くなかっただけに悔しい失点となった。
 
20 車屋紳太郎 5.5
自慢のスピードは守備面では生きたが、攻撃面で光った回数はわずか。西や遠藤の必死のディフェンスの前に上手くクロスを供給できなかった。
   
MF
28 板倉 晃 6(77分OUT)
リーグ戦は2試合のみの出場だった若者が大一番で大抜擢される。所どころで判断ミスはあったが、徐々に流れに乗って的確にパスをつないだ。枠には行かなかったものの、ミドルで状況の打開を図った点も含めて及第点を与えられる出来だった。

21 エドゥアルド・ネット 5
正確なサイドチェンジをしたかと思えば、安易なパスミスでリズムを崩す。鹿島の標的にされた印象で、危険な位置でのボールロストもあった。
 
6 田坂祐介 5.5(67分OUT)
いつもの安定感が影を潜め、金崎やファブリシオの突破に苦慮するシーンが見られた。ただ、4バックの右SBに移った後は落ち着きを取り戻した。
 
26 三好康児 5.5
負けん気の強い性格を象徴するように、ドリブルで積極的に仕掛けた。しかし、鹿島の老練な守備陣の牙城をなかなか越えられず。決定機を生み出せたとは言い難い。
 
 

 
 

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