【名古屋】気になる楢崎の去就動向。「前所属・横浜フリューゲルス」が残留への後押しになるか

2016年11月12日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「横浜フリューゲルスの名前を“スタメン表”から消したくない」

楢崎は名古屋に残るのか。(C)SOCCER DIGEST

 かつて名古屋でインタビューをした際、楢崎はこんなことを言っていた。「横浜フリューゲルスの名前を"スタメン表"から消したくないんですよね」。
 
 楢崎の言う「スタメン表」とは、Jリーグなどの試合でメディア用に配られるメンバーリストを指す。その「前所属クラブ」の欄に唯一、「横浜フリューゲルス」と記されているのが楢崎なのである。
 
 横浜フリューゲルスとは、Jリーグ元年の93~98年まで日本プロサッカーリーグに加盟していたクラブ。当時の出資会社の撤退などでクラブ存続が厳しくなり、横浜マリノスに吸収合併される形で事実上消滅することになったわけだが、横浜フリューゲルスとして戦った最後の大会・天皇杯では優勝という伝説を残した。
 
 現役選手として"フリューゲルス最後の生き残り"である楢崎はもちろん、自身が名古屋を退団すると「横浜フリューゲルス」がスタメン表から消滅してしまうことを理解している。

 もしかすると、「前所属・横浜フリューゲルス」が名古屋残留への後押しになるか。
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