【日本代表】「全身全霊を懸けて戦う」。大迫は2ゴールにも慢心せずサウジ戦を見据える

2016年11月11日 サッカーダイジェスト編集部

「自分にとって特別なスタジアムだった。ゴールできて嬉しい」

招集を待望された大迫が2ゴール。ハリルホジッチ監督の期待に見事に応えた。小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[親善試合]日本 4–0 オマーン/11月11日/カシマ
 
 ロシア・ワールドカップのアジア最終予選、大一番となるサウジアラビア戦を15日に控えた国際親善試合で、日本代表はオマーンに4-0と勝利した。
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が試合前に「これまでプレーしなかった選手にチャンスをあげたい」と語ったように、待望された大迫勇也がスタメンで出場。32分に先制点を挙げると、41分にもこの日ふたつ目のゴールを挙げた。

「自分にとって特別なスタジアムだった。ゴールできて嬉しい」

 プロ生活を鹿島で始めた大迫にとって、これは偽らざる言葉だろう。自分の成長を日本のファンに見せられた。だが、ワールドカップ出場権を懸けた真剣勝負の場に立ったわけではない。大迫はあくまでも「試されただけ」と考えている。
 
「次が大事。絶対に勝点3を取るしかない。サウジアラビア戦は全身全霊を懸けて戦う」
 
【日本 4-0 オマーン|PHOTOギャラリー】大迫や小林祐が結果を残すなど実り多きテストゲームに

 目指すは日本代表への定着。そして、常に試合に出られるような、チームに欠かせない選手になることだ。周囲の期待にしっかりと応えたストライカー。もしかしたら小さな一歩かもしれないが、野望へ向けた大きな一歩を踏み出した。
 
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