本田圭佑が中国のオファーを拒否? 1月のミラン退団は濃厚だが…

2016年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

上海上港が興味という点では一致も、見解が異なる。

今シーズンのミランではベンチが定位置となっている本田。出番を求めて1月に退団を決意するか? 写真:Alberto LINGRIA

 本田圭佑はやはり、1月にミランを退団し、新天地を求める可能性が高まっているようだ。
 
 今シーズンの本田はジェノアからレンタルバックした22歳の若手スソに右ウイングのレギュラーの座を奪われ、12節を終えたセリエAでわずか80分間(先発1試合、途中出場2試合)の出場に留まるなど、ヴィンチェンツォ・モンテッラ新監督の信頼を掴めず完全にバックアッパーに甘んじている。
 
 ここまで3位と好調のミランは、3年間遠ざかっているチャンピオンズ・リーグ出場権(セリエA3位以内)を獲得するためにも、冬の移籍市場で新戦力の獲得と余剰人員の売却に動く見込みで、チーム内序列が下落傾向で来年6月に契約満了を迎える背番号10もその粛清対象になると言われている。
 
 そんな中、現地時間11月10日のイタリア・メディアは、本田の退団を一斉に報道。『トゥットスポルト』紙は「本田のさよならは近い。MLSの複数のクラブ、そして中国の上海上港への道が開けている」と伝えた。
 
 上海上港はブラジル代表FWのフッキらを擁し、2016年シーズンの中国スーパーリーグでは3位に食い込んだ強豪。来シーズンからアンドレ・ヴィラス=ボアス(元ゼニト監督)が指揮を執ることが決まっている。
 
 しかし、一方で移籍市場サイト『トゥットメルカートウェブ』は、「本田は中国でも人気があり、上海上港は本気で獲得を狙っている。しかし、本田は欧州主要リーグに残りたがっており、中国のオファーを断るだろう」と異なる見解を示している。
 
 ちなみに、11月7日の『カルチョメルカートウェブ』は、「ミランは本田の移籍金を200万ユーロ(約2億4000万円)に設定した。イングランドやスペインの複数のクラブが獲得に興味を示している」と報じていた。
 
 いずれにせよ、2014年1月にスタートした本田のミランでの冒険は、3年後の2017年1月に終焉する可能性が濃厚と言えるだろう。新天地に注目が集まる。
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