【日本代表】古巣・名古屋の降格に吉田が胸中を告白。「落ちることが悪いとは思わない、とは僕は思わない」

2016年11月10日 サッカーダイジェスト編集部

「こうなってしまったことは変えられないので、これを機に新しく生まれ変わってほしい」

古巣・名古屋のJ2降格に言及した吉田。思い入れのあるクラブの現状には、やはり心を痛めているようだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 オマーン戦(11日@カシマサッカースタジアム)の前日練習後に、DF吉田麻也が古巣・名古屋のJ2降格に言及した。

 吉田は2007年に名古屋の下部組織からトップチームへ昇格すると、翌年にはCBのレギュラーへと成長。3年目には押しも押されもせぬ主軸に成長すると、翌09-10シーズンには先輩・本田圭佑の背中を追うようにオランダのVVVフェンロに移籍した。

 思い入れのあるクラブのJ2降格はやはり胸が痛むようで、「落ちることが悪いとは思わない、とは僕は思わないです」とコメント。同じく名古屋に3シーズン在籍した本田が展開した「落ちること自体は悪いことではない」とは逆の考えを示した。

 また、一部報道では主力選手の流出が報道されている背景もあり「僕は3年プロでやりましたけど、中1からやっているので、グランパスの選手であり、ファンでもあった。一ファンとしては心が痛む記事がたくさん出てくるなぁと思います」と、古巣の現状を思いやる様子も。

「解体」が進むとの見解がある名古屋の現状に「外部の人間なので、内部のことについて『こうするべきだ』と言いづらい部分はある」と言いつつも、吉田は「こうなってしまったことは変えられないので、これを機に新しく生まれ変わってほしい」とエールを送った。
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