【J2速報】徳島×札幌|まさか…札幌が逆転負けでJ1自動昇格に暗雲が立ち込める

2016年11月06日 サッカーダイジェスト編集部

山﨑が殊勲の逆転ゴール。渡の個人技も冴えた。

渡のシュートの撥ね返りに詰めた山﨑。無人のゴールにボールを流し込んで逆転勝利を呼び込んだ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

【写真を見る】 徳島 2-1 札幌|渡が2ゴールに絡む活躍で首位を撃破

[J2・40節]徳島 2-1 札幌/11月6日/鳴門大塚
 
 J2・40節の徳島対札幌が11月6日、鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで開催され、徳島が2-1で札幌を下した。
 
 首位を走る札幌にとってはJ1昇格の懸かった一戦だったが、まさかの逆転負け。J1自動昇格に暗雲が立ち込める結果となった(1位・札幌が勝点81、2位・松本が同81、3位・清水が同78)。
 
 強い風が吹くなかで始まったゲームは、徳島がボールをポゼッションする展開。一方の札幌は進藤亮佑、増川隆洋、福森晃斗の3バックを中心に守備ブロックを敷いてしっかりと撥ね返す。攻撃では都倉賢とターゲットにしながら、サイドアタックで攻め込む。
 
 迎えた32分、スコアが動く。セットプレーからゴール前に放り込まれたボールを都倉が競り、そのこぼれ球にジュリーニョが反応。ゴールネットを揺らし、J1昇格へ喉から手が出るほどほしかった先制点を手にした。
 
 しかし、前半のアディショナルタイムに徳島が反撃。ゴールキックが最終ラインの裏へと抜けると、渡がゴールへと流し込んで同点。1-1で前半を折り返した。
 
 後半は徳島ペースで進む。すると47分、いきなりのビッグチャンス。渡のスルーパスに山﨑が反応したが、この決定機はシュートが大きく枠を外れた。
 
 54分には札幌チャンス。ジュリーニョが荒野のパスに抜け出してGKと1対1になるも、長谷川徹の絶妙な飛び出しと素晴らしい反応の前にゴールを陥れられず。
 
 その後、徳島が攻勢をかける。ピッチの深さと幅を使ったアタックを仕掛けて札幌の守備陣に揺さぶると、ついにスコアをひっくり返す。55分に渡が左サイドを独力で切り裂いてシュート。ゴールポストに嫌われたものの、詰めていた山﨑が逆転ゴールを決めた。
 
 札幌は同点、そして逆転への切り札として65分に前寛に代えて内村を投入する。69分にその内村がペナルティエリア手前右からあわやのシュートを放つが、GK長谷川徹のファインセーブに阻まれた。
 
 圧力を強める札幌は両サイドを起点に徳島を相手陣に追い込む。しかし、徳島の必死のディフェンスの前にゴールラインを割るに至らない。そのままスコアは動かず、徳島が今季初の逆転勝ちを飾った。
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