【J1採点&寸評】甲府×鳥栖|ホームで敗れるも甲府がJ1残留! 勝点31はクラブ史上2番目の少なさ

2016年11月03日 渡辺 功

甲府――ディフェンス重視の戦いでベテランDF陣が安定したパフォーマンス。

【警告】甲府=ドゥドゥ(86分) 鳥栖=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】豊田陽平(鳥栖)

J1第2ステージ17節]甲府0-1鳥栖/11月3日/中銀スタ
 
【チーム採点・寸評】
甲府 4.5
残留を争う新潟、名古屋がリードを奪われていたなか、攻撃を自重してミスからの失点で敗戦。この試合自体に、あまり見るべきモノはなかった。
 
【写真】 鳥栖に敗れるも甲府が4シーズン連続のJ1残留を決める!

【甲府|採点・寸評】
GK
1 河田晃兵 5
前半2度のファインセーブでチームを救った。が、76分にクロスボールを、まさかの「トンネル」。敗戦につながる痛恨のミスを犯した。
 
DF
41 土屋征夫 6
チーム全体がリスクを回避して、守備を重視するゲームを運ぶなか、自分が行くべきと感じた時には攻撃参加の意思を見せた。
 
4 山本英臣 6
ラインを捨てて、ひとつ前でボールをカットするシーンが、いつも以上に見られた。豊田とは再三駆け引きをくり返し、個人の戦いとしては「引き分け」といったところか。
 
17 津田琢磨 6(78分OUT)
何度か抜け出されるシーンはあったものの、鎌田、早坂、金民友と、対応の難しいメンバーを相手に、最後まで粘り強く対応。
 
MF
16 松橋 優 6
数は少ないが、低い位置から良い抜け出しもあった。74分には正確なアーリー・クロスをドゥドゥに届けたが、トラップが大きくなって活かされず。
 
8 新井涼平 5
ボランチでスタート。後半リードを許してからは、左CBでプレー。キックミスや連係ミスが多く、大きな貢献は見られなかった。
 
20 黒木聖仁 5.5(84分OUT)
M・パラナの欠場を受け、第2ステージ6節以来の先発出場。中央を締めながら、持ち前のロングキックによるサイドチェンジもあった。
 
28 橋爪勇樹 5.5
時折精度の高いキックで攻撃の起点になったが、基本的には攻め上がることなく、ディフェンスラインにすぐさま戻って守備に専心。
 
FW
23 稲垣 祥 5.5
球際のバトルでシッカリと戦い、カウンターのチャンスと見るや、何度かスルーパスを送ったが、結果にはつながらなかった。
 
14 田中佑昌 6
前線にボールが収まる機会自体が少ないなか、無駄走りになろうと敵ディフェンスラインの裏へ走り続けた。プロ13年目で初のリーグ戦全試合出場を達成。
 

次ページ甲府――前線は後方の負担を軽減できず。

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